森と湖と星空の国 ニュージーランドの大自然の神秘【地球派宣言】

ニュージーランド。
この島国の誕生は、8千万年前とも1億年前ともいわれています。
1990年、ユネスコの世界自然遺産に登録されたエリア『テ・ワヒポウナム』。
マオリの言葉で「ヒスイのとれる場所」を意味します。
厳しい自然が生み出した壮大な景色がここにはあります。

波打ち際の海岸に現れたのは、フィヨルドランド・クレステッド・ペンギン。
ニュージーランドで見られる15種類のペンギンのうち、もっとも数が少なく、生息数はおよそ4千羽といわれています。
とても臆病な彼らは、単独ではなく必ず仲間と行動し、3~4羽で海に出ています。

巣は海岸線の岩場ではなく、奥まった森の中にあります。
海岸から森へ通じる急な斜面が、彼らの家の玄関です。

木のざわめきや、清流の音に混ざって鳥のさえずりが聞こえてきます。森の中は鳥たちの楽園なのです。
ニュージーランドは誕生以来、陸上の哺乳類はコウモリしか存在しませんでした。
天敵におびえる暮らしを経験しなかったからなのか、鳥たちの多くは、人間を強く警戒しません。

テカポの村では、集落がミルキーブルーの湖を取り囲んでいます。

日没が遅い、夏のニュージーランド。
太陽が沈むとテカポの村には満天の星が輝く天体ショーが始まります。
南十字星が頭上を通り過ぎ、無数の星が降り注ぐ南半球の空を見ることができます。

ニュージーランドには、大地の鼓動を感じる雄大な自然があり、それらが関わり合うことで受け継がれてきた自然の営みの姿がありました。
人の手が及ばない領域からもたらされる恵みが、多様に姿を変えながらこの国を形成し、同時に多くの命を育んできたのです。

※地球派宣言アーカイブズ(2013年)より
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年11月25日放送)
