【広島雑学】広島発!全国初のマンホールの鉄蓋とは?
知っているようで知らない思わず「へぇ~」と言いたくなる広島の雑学をクイズに!今回は広島市安佐北区にある友鉄工業へ社会見学に来ました。こちらの会社、一体何を作っている会社なんでしょうか?
もっと見る:【広島雑学】周りの景観に合うように作られたマンホール蓋は何と呼ばれている?
友鉄工業の湯山さんに教えてもらいました。
湯山さん「この会社では、マンホールの鉄蓋を作っています」。
63年前に創業した友鉄工業。広島県内で唯一マンホールの鉄蓋を製作している会社なんです。製作を始めてから40年。年間およそ1万枚、これまでに40万枚のマンホール蓋を製作しています。
湯山さん「突然ですが、下水用のマンホールの蓋がどうして丸いか知っていますか?蓋が外れても落ちないからなんです。円形だと必ずフチに引っかかります。これが四角形だと、蓋がずれたときに中に落ちてしまう可能性があるので、下水用のマンホールは丸い形になっているんです」。
四角形だと蓋と穴の対角線上の長さが足りず、中に落ちてしまうんだそう、他にも丸いと強度が高い、動かしやすい、ガタガタしないため設置性がいいなど、色々なメリットがあるんです!マンホールの鉄蓋は用途によって形が違います。下水用は丸いもの、電気関連は四角い形状のものが多いんだとか!
湯山さん「実はこの会社では全国で初めて、あるマンホール蓋を作りました。それが何か分かりますか?」
さてここで問題です!
広島で唯一マンホールの鉄蓋を作っている友鉄工業。全国初のマンホールの鉄蓋、それは一体なんでしょうか?ヒントは頑張る学生さんを応援する目的で作られたものです!
答えは…「合格祈願マンホール」です。マンホールの丸い形と凹凸がある構造から「滑らない」「落ちない」というゲン担ぎとして作りました。
地元の名物になれば・・・という思いから去年2021年に製作し、現在は可部駅のそばにある、明神社(みょうじんしゃ)の境内に置かれています。設置後、多くの学生さんが合格祈願に訪れたんだとか!
そして、なんと!学問の神様・菅原道真公をまつる、山口県の防府天満宮(ほうふてんまんぐう)にも納められているんですよ。
友鉄工業、驚きのマンホール蓋に「広島雑学」認定!
広島ホームテレビ『5up!』(2022年10月11日放送)
「広島へぇ~じゃん」
ひろしまリード編集部
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