広島県内にある、絶品グルメがいただける一度は行ってみたいポツンと一軒グルメ。今回は三原市鷺浦町。瀬戸内海に浮かぶ小さな島「佐木島」に、９月２９日にオープンしたばかり！波の音が聞こえる海のそばにある「さぎしまキッチン」。切り盛りするのは、今年５月に福井県から移住した竹内ひとみさん。

さぎしまキッチン

福井県出身の竹内さんは、大好きだった尾道に２０年前に移住。そこで、フラワーコーディネーターをしていましたが、体調を崩したことをきっかけに、発酵食に目覚め、お店をオープンさせました。そして、今年の５月に佐木島へ移転。Iターン店主を受け入れサポートする島の方たち。地元の方たちは、このお店の応援団。新しくできた島のスポットをみんなで盛り上げてくれます。なぜ佐木島を選んだんでしょう？ゆったりとした島が良いなと思い、橋が架かっていない離島を探し、佐木島の人のフレンドリーなところに惹かれ、移住を決めたそうです。

竹内ひとみさん

歴史を感じる古民家を改装して、お店にしています。店内には、秋の風景イメージした「和風・秋の部屋」に、海岸から流木を拾ってきてレモン（模型）を貼り付けて作った、レモンの木がある「レモン畑の部屋」。そして、壁一面に貝殻が飾り付けてある「流木と貝殻の部屋」。さらに、島のおばあちゃんの嫁入りダンスを花で飾り付けた「お花畑の部屋」と、素敵な部屋が４つあります。和風の部屋は季節によって飾り付けが変わるようですよ。

和風・秋の部屋 お花畑の部屋

自身の体験から学んだ生きること、食べることの大切さを実感した竹内さん。こちらでは、島の農家さんやお婆ちゃんからもらう、旬の野菜を使ったからだに優しい「発酵食ランチ」がいただけます。竹内さんは、島の食材に麹菌を加えて様々な発酵食品を手作りし、塩麴は塩、醬油麹は醤油、甘酒は砂糖、フルーツ酵素は酢の代わりに調味料として使っています。

手作りの調味料

そんな手作りの調味料を使ってできたランチが「おすすめ美肌ランチ」。品数の多さに驚きです！料理には、生産者の皆さんの名前がついていて、一人ではなく島の人たちのサポートあってこそのお店という、思いが込められています。フルーツ酵素を使った酢の物は、フルーティでとてもやさしい味で、白味噌を使ったグラタンは、野菜の甘味を感じることができます。農家さんからいただいた摘果ミカンはそのまま絞り、フルーツ酵素と炭酸を加えてドリンクに。さっぱりとしてとても美味しいんですよ。

おすすめ美肌ランチ（１日限定１０食）　2,500円 あゆみさんの切り干し大根の醤油麹ソテー 宗さんの摘果みかん 生絞りソーダ　500円

自身の体験から学んだ生きること、そして、食べることの大事さを知った竹内さんが作る「発酵食」メニュー。ゆったりとした島時間が流れる佐木島で、楽しんでみてはいかがですか。

 

三原市鷺浦町向田野浦4367
電話：090-3370-4017
予約受付時間　午後２時 ～ 午後６時　１組４名まで
営業時間：午前１１時 ～ 午後5時　L.O. 午後４時
定休日：火曜日・水曜日

 

広島ホームテレビ『５up！』（2022年9月30日 放送）