広島で唯一「住みよさランキング」全国トップ50入り!大竹市の魅力とは!?

 

2022年6月、2022年版の「住みよさランキング」が発表されました。広島県で唯一大竹市が全国トップ50にランクインしたということで、広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』では、大竹市の魅力を深掘りしました。

住みよさランキングとは、1993年から東洋経済新報社が毎年発表しているランキング。まずはこのランキングがどのようなものなのか、東洋経済新報社都市データパック編集部の藤田公一さんにうかがいました。

 

東洋経済新報社都市データパック編集部 藤田公一さん 東洋経済新報社都市データパック編集部 藤田公一さん

藤田さんによれば、都市の魅力「都市力」をどう表現したらわかりやすく伝わるかを考え、まず数値化しようと始めたランキングとのこと。人気投票ではなく、すべて公表資料をもとに客観性と透明性を意識してランキングを作成しているそうです。ランキングは全国812市区を対象とし、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの視点から20のデータを用いて算出されています。

 

そんなランキングで、全国45位にランクインしたのが広島県大竹市。大竹市は例年ランキング上位に入っています。

 

ここ5年間のランキングを見ると、大竹市は広島県で常に1位か2位。そんな大竹市の強みは、安心度の指標にある人口当たりの病院・一般診療所病床数が全国1位であること、また人口当たりの大規模小売店店舗面積が全国59位で、買い物環境が恵まれていること。4つの視点のどれをとっても平均以上であることが、他の自治体にはない強みだということです。

 

山﨑菜緒アナウンサー 山﨑菜緒アナウンサー

そんな大竹市へ調査に向かったのは、山﨑菜緒アナウンサー。生まれも育ちも広島市東区戸坂の山﨑アナ。大竹市の魅力を問われるも、「あまり遊びに行ったことがない」と回答……。大竹市の魅力を知るべく、深掘ります!

 

まずは大竹市の担当者を訪ねました。大竹市は広島県で一番小さい市です。しかし、大竹市から岩国市にかけて日本で最初に建設された石油化学コンビナートがあり瀬戸内地域有数の臨海工業都市でもあります。また、内陸部にはロッククライミングの名所として近年人気の三倉岳があるなど、自然と都市がほどよく融和した街で、市内にいろいろ揃っている「住みやすさ」があるとのこと。

 

大竹市企画財政課 武田宣裕さん  本山公一さん 大竹市企画財政課 武田宣裕さん  本山公一さん

しかしその一方で、観光スポットがないのが弱点。隣の廿日市市にある宮島のような全国的に人気の観光地はありません。

ゴッホ向井ブルー

 

とはいえ、大竹市の魅力はどこかにあるはず!ということで、大竹市出身で「大好き大竹応援大使」を務めるピン芸人のゴッホ向井ブルーさんに大竹市の魅力的なスポットを紹介してもらいました。

 

晴海臨海公園 晴海臨海公園

まずは、大人も子どもも楽しめる公園「晴海臨海公園」。この公園にある大きな遊具は大竹のコンビナートをイメージしたデザインで、2018年に設置されました。遊具の対象年齢は6~12歳ですが、今回特別に山﨑アナも遊ばせてもらいました。

 

晴海臨海公園にはデイキャンプ場もあるので、子どもだけでなく大人も楽しめます。さらに、公園の横には2023年3月にオープン予定の広大な美術館が建設中。海を臨む立地で、美術館以外にもフレンチレストランと宿泊施設のヴィラが建設予定ということで、今後も大注目です!

 

 

阿多田島 阿多田島

ゴッホ向井ブルーさんの指令で山﨑アナが次に向かったのは、阿多田島です。ここでは、いけす6基が設置された湾内の海上釣り堀「大漁丸」で釣りが楽しめます。湾内にあるため波の影響を受けにくく、初心者も安心。大漁丸の佐伯さんによれば、この施設は養殖業が衰退する中、島を活性化するために始めたのだそう。冬場には阿多田島の養殖ブランド魚「広島レモンサーモン」や「あたたハマチtoレモン」を釣る事ができます。ゴッホ向井ブルーさんの大竹プチ情報によれば、シーズンオフにはカープ選手やサンフレッチェの選手も遊びに訪れるそうです。

 

釣り初心者の山﨑アナは人生で初めてタイを釣ったと大はしゃぎ。佐伯さんにお膳立てしてもらい、山﨑アナはタイ2匹とシマアジ1匹を釣りあげました。その後、自力で大物を釣りあげようとするも、ピクリともせず時間が経過……。しかし強運を持つ女・山崎菜緒アナは、もう終わろうというタイミングでなんとタイを釣りあげました!

 

時間内は釣り放題、釣り上げた魚はすべて持ち帰ることができます。

 

割烹 宇恵喜(うえき) 割烹 宇恵喜(うえき)

次に訪れたのは、「割烹 宇恵喜(うえき)」。こちらでは、阿多田島でとれる小イワシを使った「小イワシ御膳(1,050円)」をいただきます。

 

小イワシ御膳(1,050円) 小イワシ御膳(1,050円)

その日の朝とれたばかりの小イワシの刺身や、天ぷらなど、小イワシづくしのメニュー。旬の食材を提供するのが宇恵喜のこだわり。海の幸は阿多田島産、山の幸は大竹市栗谷でとれたものを積極的に使用しています。

 

そして、お店のご厚意で、山﨑アナが釣った魚を調理していただきました。自力で釣ったタイは刺身と天ぷらに、山崎アナも大満足です。

 

 

工場夜景

最後に訪れたのは、ゴッホ向井ブルーさんが「大竹が誇る絶景」が見られると言う「亀居公園」です。高台にある公園から見えるのは、大竹のコンビナートの夜景。宝石を散りばめたような美しい夜景を見ることができます。

こうして1日過ごしてみると、住みやすさに加えて観光の魅力もいっぱいな大竹市。今回遠隔で案内してくれたゴッホ向井ブルーさんは、「大竹に住んでいる人たちも魅力の1つ」と語ってくれました。

 

広島ホームテレビ
ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00)8月20日放送
広島で唯一「住みよさランキング」全国トップ50入り!大竹市の魅力とは!?~
ライター 東滋実

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