ルーキーたちの目覚ましい活躍もあり、開幕から好調を維持する広島東洋カープ。新たな門出を迎えたのは、選手だけではありません。長村香澄さん、広島出身の２２歳。カープ球団史上初となる女性グラウンドキーパーとして今年入社した期待の新人です！

カープ施設運営部 長村香澄さん

Q．いつ頃からカープファン？

長村さん―

最初に旧広島市民球場に行ったのが3歳ぐらいの時だったので、そこからもうファンになりました。3歳くらいからカープファンです（笑）　今までに見たことのない、きれいな芝生ときれいなグラウンドで感動したのを覚えています。

 

憧れのカープ球団に就職した長村さんの仕事とはー。

長村さん―

基本的にはグラウンド整備。あとは遠征から帰ってきた時の荷物を運んだり、道具の管理をしたりしています。

 

主にマウンド整備を担当

現在は主にマウンド整備を担当、仕事中に選手から声を掛けられることもあるそうです。

長村さん―

普通の日常会話をします。「今日何時起き？」と言われて、「６時です！」という感じです。

Qそれはどなたから声をかけられた？

それは菊池涼介選手です。仕事っていう意識があるので、その時は普通に会話をしていますが、実際1人になった時に、すごい人と話しているなと思ったりはします（笑）

 

根っからのカープファン、長村さんの仕事ぶりについて、先輩の石原さんは？

 石原さん―

球団初の女性のグラウンドクルーということで、本人的にもたぶん、本当にできるんだろうかという思いはあったと思うんですけど、大汗流しながらじゃないですけど、一生懸命やっている姿がありますので、その中で、長村にしか見えない目線っていうのもちょっと期待して、彼女なりのスタイルをこれから確立していって貰いたいなと思いますね。

学生時代はソフトボール部に所属

実は長村さん、学生時代はソフトボール部に所属。その経験を生かした彼女なりのこだわりもあるそうです。

長村さん―

やっぱり今までやってきた分、自分がもし守っていたら、こういう土の掘れ方は嫌だなっていうのはあるので、そういう面では今までやってきたことが繋がってるのかなと思います。

 

そんな長村さんのプライベートを調査！

長村さん―

毎朝、出勤するときはSTU48の曲を聞いて出勤しています。

 

Q推しのメンバーとかいるんですか？

絞るのは難しいんですけど、一番推してるのは沖侑果さんと、あとはカープファンでこの前始球式もした甲斐心愛さんは、すごい注目してみています。

 

カープ、そしてSTU48への愛が溢れる長村さん…

憧れの場所で新たな船出を迎え、充実した日々を送っています！

長村さん―

練習や試合に直接携わっているので、そういう面では本当に勝った時は今まで以上に嬉しかったですし、やっぱり試合に近い立場で仕事が出来ているっていうことには、すごくやりがいを感じます。

長村香澄（ながむら・かすみ）

◆長村香澄（ながむら・かすみ）　1999年11月24日生まれ　広島市出身
今年3月に球団初の女性グラウンドキーパーとして広島東洋カープに入社
現在はピッチャーズマウンドの整備を担当する
中学から大学までソフトボール部に所属し、主に内野手としてプレー
瀬戸内を拠点とするアイドルグループ『STU48』の『誰かがいつか 好きだと言ってくれる日まで』が推し曲

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』（土曜13：00） 5月14日放送

ライター：藏田晃裕