マダガスカルの不思議な動物たち|絶滅危惧種 キツネザル【地球派宣言】
2020.10.08
(C)HOME
どう見てもイヌの横顔。
実はこれ、サルの仲間、エリマキキツネザルです。
アフリカ南東部沖に浮かぶ島国、マダガスカルでは、不思議な動物がたくさん暮らしています。
|エリマキキツネザル
(C)HOME熱帯雨林で暮らすエリマキキツネザルは、晴れた日は日光浴がお決まりです。代謝が低いため、お日様で体を温めてから活動するのです。
高さ30メートルもの木の上で、上を向いて両腕を広げたまま、1時間近く動かないこともあります。
|ワオキツネザル
(C)HOMEワオキツネザルも毎朝の日光浴が大好き!
ワオキツネザルの食料は、花や葉から昆虫やカメレオンまで。トゲのあるサボテンも器用に食べます。
大人のメスはとても強く、オスが見つけた食べ物や休憩場所をとりあげたり、オスを脅して、噛みついたりすることもあるそうです。
それは、メスが子どもを育てる負担を軽くするため、という説もありますが、本当はどうなのでしょう。
ついつい人間社会と比べてしまいたくなりますね。
(C)HOME
キツネザルはマダガスカルに約30種類がいるだけです(2004年現在)。
世界中でこのマダガスカルだけに残ったのは、この島に天敵がいなかったから。
独特の環境がキツネザルを守ってくれたのです。
※地球派宣言アーカイブズ(2004年)より
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年10月7日放送)