桜と海の絶景スポット！オーシャンビューを堪能しながら絶品グルメ！（江田島市）

2022.04.01

“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ！今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、江田島市沖美町。海と山が広がる絶好のロケーションにある、青い屋根が目印の「合正ガーデン」。島の醍醐味である新鮮な海の幸に、山の幸。瀬戸内海の絶景とまもなく見ごろを迎える桜を眺めながらいただける驚きのグルメがあるんです。

合正ガーデン

切り盛りするのは、藏城慎一さん。１８２０年創業の老舗、京都の「なだ万」で料理人として修行をつみ、その味と技を、ここ江田島で提供。家族やスタッフと一緒に皆さんを迎えてくれます。店名の「合正（がっしょう）ガーデン」には、「苦労した時にこそ、お互いに感謝の気持ちをもって合掌しながら仕事をしよう」という藏城さん家族の熱い思いが込められています。

藏城慎一さん（右）息子・誠さん（中）妻・由美子さん

島を訪れた人を喜ばせたいと始めたこのお店は、島を代表する桜のスポットでもあるんです。実は江田島市が指定している「市の木」が「桜」。１１年前の開店の際、江田島市から３本の桜をもらい海沿いに植えたところからスタート。その後も、ご自分でおよそ３０本の桜を植えたそうで現在は立派な桜スポットになりました。３月終わりには桜と海の絶景を楽しむことができるんですよ。この他にも、能美町の真道山千本桜、江田島町の桜街道など、春には江田島市内各所で桜を見ることができます。

真道山千本桜

桜街道じびれ峠

そんな江田島市の桜、とある歴史があります。皆さんもきっと一度は聞いたことがあるはずの軍歌「同期の桜」。そのモデルとなった桜が、江田島の海上自衛隊第１術科学校にたくさんある桜の木と言われています。当時、多くの兵隊さんがその桜を見ながら出兵した事が由来だそうです。江田島市とサクラには深いつながりがあるんですね。

海上自衛隊第１術科学校

三重県出身の藏城さん、なぜ江田島に来たのでしょうか。実は４０年前の旅行中、カキが食べたくなり広島で途中下車。美味しいカキを食べ、それ以来広島の住人になったとのこと。そして、この場所に決めた理由は「ロケーション！」だそう。確かに、ここからの眺めは本当に素晴らしいんです！

広い店内にはおよそ80席あり、江田島ということで、自衛隊の方々が貸切をされることもあるんだそうです。テラス席では、瀬戸内海と桜を眺めながら食事ができ、まるで船の上で食事をしている気分を味わえます。

テラス席

さらに、お客さんを喜ばせたいという思いからペット同伴も可能なバーベキュースペースもあります。もちろん、ここからも桜を見ることができるんですよ。

バーベキュースペース

そんな最高のロケーションでいただけるのが、ボリューム満点の名物「アナゴ天丼」。とても大きな長崎県対馬産のアナゴを丸ごと1本使い天ぷらに！それをなんと2本ものせた驚きの天丼です。器からはみ出すほどの大きさと、アナゴの肉厚さが迫力満点。肉厚なのに驚くほど柔らかく、秘伝のタレの甘みと相まって旨味のハーモニーを奏でてくれます。秘伝のタレは、４０年前にウナギ店からいただいたタレをアレンジして継足して使っています。