「あっ!魔女宅」ジブリファンも納得 エキニシ『映えグルメ』をご紹介
思わず写真を撮りたくなる”映えグルメ”を提供するお店をご紹介。ジブリ作品をほうふつとさせるようなメニューも登場します。
【ビストロ食堂Bonappetit】
広島駅の西側、通称「エキニシ」にある「Bonappetit(ボナペティ)」。店長の中村さんが、フレンチ料理の修業をしていた頃から構想していたという“映えメニュー”を早速作ってもらうことに。
まずは魚の下ごしらえ。中村さん曰く、「今日はサーモンなんですけど、その日に入ってきた魚を包むようにしている」んだそう。
サーモン以外にも、白身魚を使うこともあるそう。パイ生地を均等に伸ばし、その上にマッシュポテトを塗っていきます。マッシュポテトがふわふわ食感を生み出すことと、魚との接着剤、2つの役割を担っているそうです。
トマトの酸味がちょうど良いアクセントにマッシュポテトの上に大葉、サーモン、トマトを置いたらパイを包みます。包んだ後は、包丁一つで仕上げていきます。
「細かなことをするのには、やはり手でやらないといけない」と、中村さん「切れ込みの深さ次第で模様や完成が変わるので、この絶妙な切込みの深さには気を使います」。
パイに卵の黄身を塗り、220℃のオーブンで20分焼いて完成です。
それにしても、どうして魚の形にしようと思ったのでしょうか?
「フランスの伝統料理でスズキのパイ包み焼きというのがあるんですけど。僕は可愛いのが好きなので魚の形に。一番参考にしたのは『魔女の宅急便』。それをうちのお店っぽくしてみました」。
提供はバスケットに入れて、まさに『魔女の宅急便』のワンシーンを思わせる演出も。このメニューを注文するジブリファンのお客さんも多いそうです。
さらに、メニュー表には載っていない知る人ぞ知るメニューも、特別に作ってもらいました。それがこちら。
豚のパン包み焼き(3~4人前・3,160円)※前日予約豚ヒレ肉がまるっと入った「豚のパン包み焼き」。食べるのをためらってしまいそうな可愛らしいメニューです。
豚ヒレ肉に生ハム、きのこのソースなどボリューム満点豚ヒレ肉の肉汁が出ないように表面だけサッと焼き、水分でベチョベチョにならないよう、生ハムで包みます。パン生地は全粒粉を使っており、全粒粉が豚肉との相性抜群なんだそう。見た目もボリュームも満点。パーティーやお祝い事にピッタリのメニューです。
「昨年はこの辺りで火災がありましたが、春先には被災した店舗が新しくなるのではないか、という話もあります。人の温かさを大切にしながら、エキニシが盛り上がれるように頑張りたい」と、話す中村さん。
「Bonappetit」オープンから2年、中村さんの挑戦は続きます。
ビストロ食堂Bonappetit===
ビストロ食堂Bonappetit
広島市南区大須賀町11-6
TEL:082-207-2059
営業時間 17:00~24:00
定休日 不定休
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広島ホームテレビ『5up!』(2022年3月8日放送)
ライター:神原知里