【未来予想図】広島の街がこう変わります!賑わい取り戻す動き続々

長引くコロナ禍などで打撃を受け落ち込んでいる広島経済。撤退する企業がある一方、あらたに進出する企業も。いま広島の商業は変化の時を迎えています。

新型コロナの収束がいまだ見えない去年から今年にかけて広島では商業を揺るがす様々な出来事がありました。列挙すると、去年1月のホテルニューヒロデン閉館、同じく去年1月の尾道駅テナント撤退、去年3月にはフタバ図書事業譲渡、さらには今年1月マリーナホップ解体発表などです。

そして去年11月には、広島駅北口に出店を予定していたスウェーデン発祥の大型家具店イケアがおよそ1.9ヘクタールの土地を売却していたことが判明。計画浮上からおよそ8年が経過していただけに地元からは落胆の声があがりました。これでイケアの広島出店は消えてしまったのでしょうか…。改めて取材を申し込むとイケア・ジャパンからこのような回答がありました。

イケア・ジャパン「私どもにとって広島は大変魅力的で重要な地域であり広島での出店希望は変わっておりません。現在は最適な形態・方法を探しておりますが具体的にお話しできる状況ではございません」

 

一方で今年、広島の商業を立て直すべく、新たに生まれ変わる場所もあります。2025年で解体される予定のマリーナホップ。そこには自動車部品の開発・販売などを行う「トムス」が多目的サーキットや飲食店、カーディーラーなどを併設したモビリティ・エンターテイメントの施設を作る予定です。さらに広島駅北口のJR西日本広島支社の跡地にはサンフレッチェ広島が運営するフットサルコートやバスケットボールの3×3コートがありさまざまなイベント会場にも使える芝生広場が今年の秋ごろに誕生します。

他にも…

長崎記者「こちらの基町駐車場に地上31階建ての高層ビルが建設されるんですが、隣の県庁東館がおよそ80メートルなので、その2倍の高さとなります。」

2027年度には中区に広島でも最大級の高さとなる地上31階建ての高層ビルが誕生。その高さはなんとおよそ160m! 商工会議所がここに移転するほか、中層階にはオフィス、そして高層階にはホテルが入るということです。

そして去年11月には広島を代表する商業施設「ジ・アウトレット広島」がこれまで駐車場として使用していた建物北側のスペースに新しい棟を増設。新たにおよそ30店舗をかまえリニューアルオープンさせています。

じょじょににぎわいを取り戻そうとしている広島の商圏。復活への狼煙はまだまだ上がりはじめたばかりです。

 

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2022年3月2日放送「5up!」
※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

 

ひろしまリード編集部

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