【カープ道】キャンプ60周年を迎えた日南めぐり 歴史を辿り大物ゲストも登場!
今回の広島ホームテレビ『カープ道』は、カープのキャンプ60周年を迎えた宮崎県日南市を巡る旅を。キャンプ地ならではの歴史を紐解き、日南の新たな魅力を伝える。
キャンプ60周年を迎えた宮崎県日南市を巡る旅毎年、シーズンに先駆けキャンプが行われる南国の町。その玄関口である「カープ油津駅」に現れたのがカープ芸人のザ・ギース尾関高文。油津商店街に民泊してズブズブな関係だという尾関が、今回の旅をコーディネイトする。
カープ芸人のザ・ギース尾関高文
まずは、2018年に駅舎を真っ赤に塗り替え、新たな出発をした『カープ油津駅』を紹介。4年前に駅名が変わり、緒方孝市・前カープ監督も出席して盛大なセレモニーが執り行われた。
2018年に駅舎を真っ赤に塗り替え、新たな出発をした『カープ油津駅』最近、新たに内装も赤にリニューアル。使われているのは地元日南の飫肥(おび)杉で、テープカットならぬ、飫肥杉カットで完成を祝った。
新たに内装も赤にリニューアル テープカットならぬ、飫肥杉カット
壁には駅リニューアルをクラウドファンディングで支援した人たちの名前を掲示。「中には、地元油津出身で、今年日南市の特命大使に就任したケムナ誠投手の名前もある」と尾関は紹介する。
ケムナ誠投手の名前も続いては、キャンプ地を訪れた鯉党がこぞって訪れる油津商店街へ。
続いて油津商店街へそこで日南キャンプの歴史や情報を発信するランドマーク的存在の『油津カープ館』を訪ね、キャンプの歴史に詳しい山口日登美さんに話を聞いた。
ャンプの歴史に詳しい山口日登美さんカープの日南キャンプが始まったのは1963年。当時弱小球団で財政状況も厳しかったカープを日南の人たちは快く迎え、支えた。山口さんは、両親が営んでいた薬局に選手が湿布や薬を買いに来ていたところから交流が始まったという。「当時ピッチャーの秋本祐作さんが家に来て作ってくださった鍋が美味しかったのを覚えている」と振り返る。
カープの日南キャンプが始まったのは1963年地域の人々との交流が一番盛んだったのは、カープ黄金期を築いた古葉竹識監督時代。「球団自体キャンプに来させてもらってるんだから、地域の人と交流しなさい。町にお金を落として恩返ししなさい、みたいな感じがあった」という山口さん。着用する“キャンプ60周年記念ユニフォーム“は非売品で、60年間見守った油津の人たちにカープから贈られたもの。球団設立時と同じ、紺色の文字を復刻したものだ。
キャンプ60周年記念ユニフォーム“は非売品「カープは元々市民球団。経済状況が苦しいそうだと思えば、日南市民も食事の面で協力したり。そこからずっと我が子のように見守っているのではないだろうか。カープは家族。ゆえにカープファンの方も家族だと思っている」と、日南を訪れるカープファンをも温かく迎え続ける。
そして、ついに大物ゲスト登場。スタッフがあらゆる力を使ってブッキングしたのが日南市長の髙橋透さん。公務の合間をぬって出演していただいた。
日南市 髙橋透市長当番組『カープ道』についての情報は皆無で、ユニフォーム姿の尾関を森下暢仁投手と見間違う髙橋市長。日南市出身だが幼少期は巨人ファン。しかし今では家族全員がカープファンという。
森下投手?と…日南がカープのキャンプとして60年続いたのは「日南市民のおもてなし。真心を込めて精一杯受け入れて絆が生まれたのだと思う。選手が第二の故郷と言ってくださっている」と顔がほころぶ。今年のペナントレースでは、日南市特命大使のケムナ投手と中﨑翔太投手の大使リレーを期待し、優勝を祈願する。
次回の『カープ道』は、髙橋市長がすすめる宮崎名物“地頭鶏(じどっこ)”を堪能できる店からスタート。
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 2月25日放送
ライター 湯谷葉子