【カープ沖縄キャンプ】前田智徳×菊池涼介 2022年型チームのこと、菊池塾のこと

カープのキャンプ地・沖縄のまん延防止等重点措置は21日に解除されました。とはいえ、新型コロナウイルスの脅威が消えたわけではありません。私たち報道陣は、沖縄入りする前にPCR検査を受け、陰性証明を持ってキャンプ地に入ります。もちろん解説者・OBの方も例外はありません。そして球場に入る前には、毎朝受付で体温チェックをして球場に入ります。

受付で検温する前田さん 受付で検温する前田さん

そして受付で練習メニュー表を受け取り、その日の取材する内容を決めます。グラウンドや室内練習場など色々な場所に移動しながら取材対象の姿を追います。前田さんはコーチやトレーナー、スカウト、選手など様々な人に取材。しかし時には、取材される側の選手に逆取材を受ける事もあるんです。この日は、林晃汰選手から打席での重心についてや練習方法など様々な質問を受けていました。

前田さんを見つけて駆け寄ってきた林選手 前田さんを見つけて駆け寄ってきた林晃汰選手

 

また、この日は、菊池涼介選手のインタビューが予定されていたので、菊池選手の動きを確認し、その姿を追いました。練習内容や選手によって違いますが、インタビューはランチタイムを利用して、もしくは練習終了後に行われます。この日のインタビューは午前の練習を終え、ランチタイム特打の後に行われました。前田さんも、現役時代は同じくランチタイムを利用してインタビューを受ける事が多かったそうです。理由としては、取材陣に待ってもらっていると思うと気になって自分が納得するまで練習に打ち込めなかったからだそうです。菊池選手がこの時間を指定した理由は聞きそびれました、すみません。

和やかなムードで行われたインタビュー 和やかなムードで行われたインタビュー

今年プロ11年目を迎える菊池涼介選手。チームでもベテランと呼ばれる年齢に入り、その技術を若手に惜しみなく伝える姿は連日の報道で注目を浴びています。インタビューで、前田さんはその『菊池塾』の狙いや思いについて聞きました。菊池選手は「教えているというよりはコーチのアシストをしているだけです」と謙遜しますが、若手にとっては日本最高峰の技術を持った選手の指導は力になっているはず。菊池選手は約3週間経って若手たちの守備力向上に少し手ごたえを感じているそうですが、最初はなかなか苦労したようで「小園も(林)晃汰も羽月も言った事を3歩あるいたら忘れる。良い感じになったなと思っても、次の日に見たら小窪さんに同じ事言われている。最近になって、ようやく形になってきた」と振り返ってくれました。この若手への指導は自身にとっても良い練習になっているそうで、「11年目に入って若い子と一緒にやって元気をもらえている。また基本を教えながら自分でも再確認出来ているので良い練習になっています」とその効果を語ってくれました。

そして前田さんが期待を寄せる若返ったチームについて話を向けると、「(平均年齢が)23~24くらいですかね。スゴイ元気なルーキーたちも入ってきて、若手に楽しみな選手もたくさんいますけど、西川、野間あたりに頑張って引っ張っていって欲しい。野間はまだキャプテンらしくなれていない。ベンチキャプテン状態。これからもっとやってくれるはず」と若い伸び盛りの選手が多い中で、中堅選手たちの一層の奮起に期待を寄せていました。

そして2人の対談はこの後、11年目を迎えた菊池選手の身体の状態、今年取れば10年連続となるゴールデングラブ賞への思い、入団1年目に菊池選手が感じた現役時代の前田さんの姿など様々な話が繰り広げられました。このインタビューは2月26日のフロントドアで放送する予定です。

インタビューを終えて インタビューを終えて

 

そして前田さんの活動は練習時間だけではありません。今年は、沖縄から勝ちグセ。CarpチャンネルでライブでのYouTube配信が予定されています。前田さんが沖縄で感じたチームの事、選手やコーチたちから取材した事など、たっぷりと語って頂きます。そちらも楽しんで頂けたらと思います。

2月23日午後8時からYouTubeライブ 2月23日午後8時からYouTubeライブ

 

ひろしまリード編集部

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