秋の夜長に鳴く虫たち。びっくり、“耳”は足にある!?【地球派宣言】
2020.09.18
2022.04.28
秋の夜長、耳を澄ますと聞こえてくる虫の鳴き声。しかし、その姿は草に隠れ、なかなか見ることができません。
一体、秋の虫たちはどんな姿をしているのでしょうか。
![秋が深まると聞こえてきます](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/15a3f627b21a34a3694ab04759178c27-1024x576.jpg)
住宅の周辺でよく聞く「キリキリキリ」という鳴き声は「ツヅレサセコオロギ」のもの。
体長1.5センチから2センチほどのコオロギの仲間です。
![ツヅレサセコオロギ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/2ec5d9affa6268f973c6fb665e7d76d0-300x169.jpg)
街路樹などで聞こえる甲高い「リーリーリー」という鳴き声は「アオマツムシ」。
広島では1980年代から生息が確認され、今や一番勢力のある鳴く虫だそうです。
![アオマツムシ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/35d37eded6112d78ac6bccdaa7f0db3f-300x169.jpg)
秋に鳴く代表的な虫といえば「スズムシ」。
「リーン」と鳴くたびに、前ばねを40回以上も左右に動かしているそうです。
![スズムシ](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/d65260116fe8e7a506a32966ad1b996e-300x169.jpg)
こうして鳴くのはほとんどがオス。
繁殖期にメスへアピールするためや、自分の縄張りを主張したり、相手を威嚇するために音を出しているそうです。
ということは、これらの虫には、音を聞くための“耳”があるはず。さて、どこに“耳”があるのか・・・。
実は、前足に聴覚をつかさどる“耳”の機能があるそうです。足に“耳”があるとは驚きですね。
![秋に鳴く虫の耳は前足にあるんです](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/8d7bcf50000d948918896852cb892146-1024x576.jpg)
夜道に鳴き声を響かせる小さな虫たち。
しかし、草地の減少や護岸工事の影響で、都市部では減少傾向にあるそうです。
虫たちが鳴くのは、10月下旬ごろまで。きれいな音色を聞きながら、秋の夜長を楽しむのもいいですよね。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年9月16日放送)
![](https://hread.home-tv.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/bed6b710437cacc1d566e3c76fb5fc1d-1-300x169.jpg)