“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ！
今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、福山市。

四川（しかわ）ダムから車で数分の山の上にポツンと一軒ありました。
標高およそ400mにある隠れ家的カレー専門店です。

元々、過疎化が進む地域を盛り上げるためイベントなどにカレー屋さんを出店していたご主人。
建設会社から独立し、夢のログハウスを建て生活していましたが、子どもたちが巣立ったことをきっかけに改装し、3年前にカレー店をオープン。

出迎えてくれるのは、看板豚の「ホルス」。お店のテーマが「ブタ」とあって、所狭しと「ブタグッズ」が並んでおり、地域の作家さんが作った雑貨なども販売されています。
福山市内より3～4度は気温が低い高原地帯にある為、木の温もりに囲まれた店内には、心地よい自然の風が吹き抜けます。

全て独学だというカレーは、玉ねぎをベースにリンゴやバナナたっぷり。専門店で調合したスパイスと合わせ、2日間かけて仕込みます。
牛すじはカレーと一緒に煮込まず、上にトッピングしてあります。

お孫さんに食べて欲しいという想いから作った、辛くない ”じぃじのカレー”。
子供にも食べやすいキーマカレーは、一度食べたらやみつきのリピート率No1のカレーです。

カレーに欠かせないというハチミツは、地元の方が採った二ホンミツバチのハチミツ。大量に生産できる西洋ミツバチの蜜とは違い、二ホンミツバチの蜜は超希少。そんな超希少なハチミツをたっぷりカレーにかけると、甘すぎず深みが増すんだとか。

眼下に広がる眺望を楽しみながら、山の上のログハウスでいただく天空のカレー。
店主のじぃじは、キャンピングカーをクッキングカーにして、カレーを作りながら全国を回りたいという夢があるそうです。
全国でじぃじのカレーが食べられる日がくるかもしれません。

■「北山カリー工房」
福山市加茂町北山381-1
070-3772-8878
※金・土・日・月の週４営業

広島ホームテレビ『みみよりライブ ５up！』(2020年9月11日放送)
ひろしまリード編集部
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