【広島雑学】横川で発見!実は広島で一番古いもの(広島市西区)
2022.02.02
2022.06.10
みなさんは、横川駅にある「広島で最も古いモノ」をご存じでしょうか。そこには横川が背負ったある「宿命」に由来がありました。
横川が背負った宿命とはー横川商店街連合会の 会長・星野さんによると、その宿命とは「横川は城下町を守るため「遊水地」の役割を果たしていた」という事。
五カ村所在図(太田川デルタ図)1532-1555年頃(天文年間) 〈太田川改修30年史より〉遊水地とは、洪水の危険がある時にわざと川からの水を貯めて他の地域への被害を防ぐための場所です。広島城周辺の護岸堤防が高いのに比べ、横川周辺の堤防は低く作られていました。そのため、太田川放水路ができるまで、横川は幾度も水害にあったそうです。
大正15年 横川方面洪水 大正15年 横川方面ニ於ケル浸水星野さん「そのせいか、人々の心に助け合いの精神が芽生え、戦後すぐ商店街の組織化が進んだ町なんです。」
ここで問題!
|横川商店街の風景の中に横川の復興に関わる「広島一古いモノ」があります。それは一体なんでしょう?
こたえ:アーケード
こたえ:アーケード
横川のアーケードは昭和27年に作られ、補修はされていますがほぼ当時のままなんだそうです。昭和29年に作られた「本通り」(広島本通商店街)のアーケードより2年も前に作られたアーケードなんです。
横川商店街アーケード 昭和27年完成横川のアーケードは70年前に作られた広島で一番古いアーケード。一方で、距離は50mほどしかありません。それでも、以前は1日最高3000人ほどの通行があり、雨や雪から人々を守ってきました。
長さは約50m今も下町風情を残した広島一古い横川商店街のアーケード。新しいものと古いものが共存する通りの雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
広島ホームテレビ『5up!』(2022年1月20日放送)
「広島へぇ~じゃん」
ひろしまリード編集部
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