【広島雑学】戦後の日本を活気づけたコイン通りの歴史(広島市佐伯区)

前回に続き、佐伯区五日市の「コイン通り」で雑学探し。
コイン通り商店街振興組合 理事長の清水美和子さんに案内してもらいました。

コイン通り

前回の記事:
【広島雑学】コイン通りの お金と開運にまつわる話(広島市佐伯区)

 

むかしコイン通りは「産業道路」という名前だったそうです。
もちろん今みたいに沢山お店があったわけではなく、主に造幣局で製造されたお金を運ぶ道として整備されていました。

 

ここで、コイン通りの歴史に関する問題!

|昔、コイン通りのそばには“ある施設”がありました。それは、一体なんでしょう。 ヒント:動物に関係する施設です。

 

コイン通り商店街 提供:コイン通り商店街30年の歩み

 

こたえ:「競馬場」

 

かつて“競馬場があった”という事実が、この1冊に記されていました。

本 提供:まちづくりの歩み研究会

 

中には「五日市競馬場」の文字とこんな写真も。

五日市の昔の写真 提供:まちづくりの歩み研究会

 

これは昭和22年の五日市の様子です。右手に伸びているのが現在のコイン通りがある場所。
そして中心に見えるのが「五日市競馬場」です。

戦時中に軍用馬の訓練場だった土地を活用して、競馬が開催されるようになったんだそうです。
のちに、観客席のスタンドが火事で全焼してしまい、福山へ移転という形でその歴史に幕を閉じました。
開催されたのは、昭和21年から24年の4年間というわずかな期間だけだったんですね。

今では、その名残はほとんど残っていませんが、今立っている場所を競走馬が走っていたと思うと感慨深いですね。

 

 

広島ホームテレビ『5up!』(2021年12月15日放送)
「広島へぇ~じゃん」

ひろしまリード編集部
※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

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