【カープ道】 鳥の襲来にも負けない!? 鯉党芸人が愛するカープの激動の一年を振り返る前半戦
今シーズンのカープを振り返るとベテランの安定感と若手の躍動が際立った野手陣。今回の広島ホームテレビ『カープ道』は、カープを愛する鯉党芸人が集結!愛するカープの激動のシーズンを賑やかに振り返る。
集まったのは番組ではもはやお馴染み。熱烈なカープファンとして知られるチュートリアル徳井義実。元広島ホームテレビアナウンサーでもある異色の芸人で、ラフレクランから改名したコットン・西村真二。そしてカープ二軍芸人から大抜擢のカープネタ一筋おいらがくさか。
(左から)おいらがくさか、チュートリアル・徳井義実、コットン・西村真二
カープの試合はTV観戦と球場で全試合観ているというくさかに対し、徳井は「昨年は自分の事で精一杯。今年も含めてこの2年間は次にカープがドーンと跳ねるまでの準備期間だと思っている」と、全試合はチェックできていない言い訳から入る。西村は「要所要所見て、140試合の結果は追っている」と、他の二人の間ぐらいだと明かす。
先行き不安でもあるが、まずは『2021年の成績を振り返る』。セ・リーグ4位という結果に、徳井は「よくここまで持っていった」と終盤戦の快進撃に拍手を送る。「6連勝2回。9月、10月だけでいうと優勝。チーム打率も.264と12球団で1位」とくさかが讃えると、西村は63勝と、巨人(61勝)に勝ち数では勝っていることにカープファンは満足だという。
2021年 セ・リーグ順位表
個人の打撃成績では、セ・リーグ打率1位(.317)、 HR3位(38)の鈴木誠也選手に話題が集中。2ヶ月連続の月間MVP(7・8月)を受賞し、さらに6試合連続HRが飛び出すなど圧巻の活躍を見せた。西村は「メジャーリーグに行かないでくれとカープファンが願う中、マツダスタジアムでの最終戦で選手が集まり、鈴木選手を中心にして写真撮影。これでフラグ立ったなと思った。」と振り返る。
チームの大黒柱・鈴木選手がメジャーリーグへ挑戦となると、来シーズン期待を寄せる選手として、皆が口にしたのは後半戦に鈴木選手に続く5番を任された坂倉将吾選手だった。セ・リーグ打撃2位(.315)。初のサヨナラHRを打つなど今季大ブレイクした坂倉選手。くさかは「ファーストよりキャッチャーで出ている方が、バッティングのことを考えすぎて迷いが出ることがないので、逆にバッティングに集中できると本人が話していた」と言う。西村は「ファーストの守備は不慣れだと思うが、キャッチャーの経験からショートバウンドのさばき方がピカイチ」と、坂倉選手のポテンシャルはバッティングだけではなく、グラブさばきにもあると注目した。
徳井さんが選ぶ『野手部門のMVP』鈴木誠也選手
最後に3人が選ぶ『野手部門のMVP』を発表。徳井が選んだのは鈴木選手。「(タイトル争いなどで)見どころを作ってくれた。最後まで応援する気持ちを持続させてくれたから」。くさかが選んだのは坂倉選手。「1番の功績は5番を打ったこと。坂倉選手が打つから4番の鈴木選手と勝負してもらえた」とも。そして西村が選んだMVPは小園海斗選手。「クリーンナップを打ってカープを担う選手になると思っている」と話し、2021 年MVPをスタートに、さらなる高みを目指してほしいと願う。
小園選手を鳥の大群が襲って試合が一時中断
ここでくさかから小園選手のエピソードが飛び出す。「9月2日、横浜スタジアムのDeNA戦で、ショートを守っていた小園選手を鳥の大群が襲って試合は一時中断」と切り出すと、西村は「その鳥を見て一番興奮していたのはバード投手。いや本当の話…」と、先輩芸人の徳井も目を見開くオチで締めくくった。
西村は「その鳥を見て一番興奮していたのはバード投手。いや本当の話…」
広島ホームテレビ『カープ道』(水曜深夜) 12月1日放送
ライター 湯谷葉子