2021年最新版「ととのう(整う)」とは?その正体を解明|サウナ・スパ健康アドバイザーが解説!
最近は空前のサウナブームですね!東京都市部では、ビジネスマンがこぞって通っているとか・・・?そんなサウナに行く目的はやはり「ととのう(整う)」こと。漫画「サ道」(タナカカツキ原作)も火付け役になりました。でも「ととのう」ってどんな状態なのか、未体験であれば分からないと思います。この記事では、その正体を解説します。
「ととのう(整う)」とは?
一言で表すと「最高に気持ちいい状態になること」です。似たような感覚としては、
・運動中に感じられる「ランナーズハイ」になった状態
・お酒を飲んで気持ちよくなっている状態
SNS等で検索してみると・・・
・頭が真っ白になる
・無我の境地
・真っ白に燃え尽きた感じ
・トランス状態
などが挙げられているようです。
でも正直、このどれにも当てはまらないような気持ちよさが「ととのう」にはあります。
サウナで「ととのう」ことによる感覚はやはり体験してみないと理解できないと思います。騙されたと思って一度体験してみてください!
「ととのう」の正体は交感神経と副交感神経の切り替え
百聞は一見にしかず。正直体験する方が早いのですが、ここではあえて言語化してみようと思います。ここでいう「サウナ」とは、下記のようなサイクルのことを指します。
■STEP1
サウナ(8分)
■STEP2
水風呂(1分)
■STEP3
休憩(10分)
※時間はあくまでも目安です。
※性別/体格など自分に合った時間を探してみてください。
実はこのサイクルの中で、「交感神経」と「副交感神経」の切り替わりが起きています。
交感神経とは・・・緊張している時や怒っている時に働く神経で仕事中などスイッチオンの時に優位になる神経です。
副交感神経とは・・・リラックスしている時に働く神経で入浴時や睡眠時などスイッチオフの時に優位になる神経です。
※交感神経と副交感神経を切り替える神経を自律神経といいます。
先程のステップに当てはめると下記のようになります。
■STEP1
サウナ(8分)
※交感神経が優位
■STEP2
水風呂(1分)
※交感神経が優位
■STEP3
休憩(10分)
※副交感神経が優位
分かりやすいように多少大袈裟に表現すると、「サウナ」で暑くて苦しくて交感神経を優位に働かさせて、「水風呂」で寒くて冷たくてさらに交感神経を優位に働かせて、体をストレスフルの状態にした後に、通常の環境に戻り「休憩」をする。この瞬間に一気に副交感神経が優位に傾き、リラックスモードに入ります。この時に「ととのう」という状態になるわけです。
交感神経と副交感神経の切り替えを行うため、自律神経が整い、うつ病や精神病「メンタルヘルス」の改善や予防にも効果的と言われています。
「ととのう」の正体は脳内麻薬の分泌
他にも「ととのう」正体を説明するための医学的知見があります。※ここで紹介する内容はあくまでも一般論です。
「サウナ」と「水風呂」の温冷交代浴によって脳内で分泌される3つの脳内物質。
「β-エンドルフィン」「オキシトシン」「セロトニン」
β-エンドルフィン・・・モルヒネと同じような作用をする物質で、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感が得られると言われています。
オキシトシン・・・ストレス緩和効果が期待できます。
セロトニン・・・うつ症状の改善・精神安定の効果が期待できます。
このような物質が分泌されると言われており「ととのう」ことの正体とも言われています。
「ととのう」の正体まとめ
ととのっている状態というのは「副交感神経が優位に働きリラックスしており、脳内麻薬が分泌されている状態」と言うことができます。感覚的なことなので理解が難しいかも知れませんが、少しでも興味を持ってもらえればありがたいです。
今回は言語化して見ましたが、やっぱり体験して欲しい!ぜひ一度サウナに足を運んでみてください!
※ここで紹介したことはあくまでも一般論です。あくまで参考程度にしていただければと思います。
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