「柳亭小痴楽 独演会&スペシャルトーク」 この秋、広島で初独演会!若手筆頭大注目の落語家 柳亭小痴楽さんにインタビュー!!
≪広島公演 柳亭小痴楽さんのキャッチフレーズ≫
かっこよくて、お茶目!落語界、期待の星!江戸前の鮮やかな口調で古典に命を吹き込む!!
このキャッチフレーズを含んだ、ホームテレビの7/16配信のTwitter(@HOMETV_event)へ柳亭小痴楽さんがツイートされた内容がこちらです。
「みっともなくて、お邪魔!落語界、期待の恥!江戸の前の前の前くらいのあざとやかな口調で古典にいらちに咳き込む!」
ご本人が、こんなお茶目なリツイートをしてくれました。
そんな柳亭小痴楽さんに落語への思い・楽しみ方・広島公演についてお話をうかがいました。
(Q)近年の落語ブームを引き寄せ活躍されている柳亭小痴楽さん。
落語界の超新星!幅広い層からも支持を受け、人気は天井知らずとも言われています。落語への想いをお聞かせください。
(A)漫画やアニメ、映画やドラマのおかげで、近年は本当に落語を含め演芸の世界に目を向けていただく機会が増えてきた実感はあります。そういう意味で、演芸界にとって今が大事だと思っています。その中で生き残って、更にできることなら自分も若者の間口になれたらという想いはあります。
(Q)落語を知らない人や、初めて公演に来られる人に楽しめるポイントをお聞かせください。
(A)落語に出てくる人間はダメなやつが多い。そんな人間でも楽しんで生きている、仲間外れなくみんなで楽しんでいる、という落語の世界観が私は好きです。初めて落語を聴くという方には、そんな世界に共感してもらえたら嬉しいです。
(Q)昨年7月に広島で「真打披露公演」を開催予定が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたが、2019年9月、真打昇進された時のお気持ちをお聞かせください。
(A) 一昨年の秋に真打ち昇進、都内での連続興行を終えて、本当にこれからという時だったのでショックは大きかったです。本来なら師匠も一緒で披露目らしい口上も観てもらいたかったです。正直高座の機会も減っていて成長が出来ているのか不安はありますが、あれから2年が経ちました。根がいい加減でおめでたい人間なので、なんだかんだ披露目での楽しさを引きずって今でも楽しくやってます!
柳亭小痴楽さん ©橘蓮二
(Q)今年5月、緊急事態宣言下で寄席が休みとなり、小痴楽さんが中心になって「前座応援会」を配信されましたが、アイディアや発想はどう生み出されたのですか?
(A)昨年から何かしらの形で前座への動きはしてましたが、今回はオンラインでという会。これは生意気ながら何か金銭面で支援したいというところからです。自分も生活が苦しかったので、どうしたらいいかと考え、お客さんに頼ろうと思いました。それだけでは、つまらないので落語の経験値もとなって、配信になりました。私は機械が嫌いなのでオンラインから避けていたので、得意な後輩に頼り、集客も私一人では無理なので、同期に頼りました。私は考えただけで結果が出せたのは、後輩や同期、本気になった前座達、お客さんのみんなのおかげです。
(Q)若手真打の中でも名の知れた着物好きの小痴楽さんですが、日々の着物コーディネートはどういう風に組み立てていますか?
(A)幼少期から洋服が好きで、落語家だった父親も洋服・和服ともに着道楽だったのでそこからの延長です。前座の頃から着物にはお金をかけるようにしていたので、数はある。なので新しいものが手に入ったら、いつも和箪笥を整理しながら家で合わせたりして楽しんでます。
(Q)落語以外で、本や映画が好きと話されている小痴楽さんが最近観た映画は何ですか?
その映画を観終えての感想を少しお聞かせください。
(A)『サマータイム・マシン・ブルース』
最近は、自分が過去に観て、家内が観てないモノを観ている。
ご時世がら、楽しい話題が少なく感じているので、この夏に暑苦しくホッとするくだらない笑いが欲しくて!
(Q)初めてとなる広島公演のお客様にメッセージをお願い致します。また広島で好きな食べ物は何ですか?是非、食べたい物があれば教えてください。
(A)今まで、あんまり広島での落語会に出演する機会はなかったので、とても楽しみです!
お好み焼きが大好きで、以前同期と行った時は、道ゆく人に聞きまくって、一番名前が上がったところに行きました。時間があれば今回も食べに行きたいです!
(Q)今回、独演会が終わったあと、広島ホームテレビアナウンサーが小痴楽さんに迫る!スペシャルトークが予定されていますが、「この話題はぜひ触れて!」のキーワードはありますか?(笑)
(A)ぜひ触れて、は無いです。笑 すみません。正直、自信家の方じゃないので、最初の質問のように、持ち上げられるような質問には否定から入っちゃうと思うので面白くならないと思います。下げてもらって、こちらが「おい!」の方が和やかになるかと。 笑
なんでも答えるので触れちゃいけないものはありません。言い過ぎてたら止めてください!
いよいよ来月9月18日(土)に開催される、落語会の新星 若き小痴楽師匠の独演会!
今回は高座の後に、広島ホームテレビアナウンサーとのスペシャルトークがあるので、素顔にガンガン迫ります!めったないスペシャルな時間をお楽しみに!!
<<柳亭小痴楽さん略歴>>
1988年12月 五代目柳亭痴楽の次男として生まれる。
2005年10月 16才の時、入門を申し出た途端に父が病に伏したため、二代目桂平治(現:桂文治)へ入門「桂ち太郎」で初高座。
2008年6月 父(痴楽)の門下に移り「柳亭ち太郎」と改める。
2009年9月 父(痴楽)の没後の、柳亭楽輔(父(痴楽)の弟弟子)門下へ
11月 二ツ目昇進を期に「三代目 柳亭小痴楽」を襲名
2011年2月 「第22回北とぴあ若手落語家競演会」奨励賞を受賞。
2015年10月 「平成27年度NHK 新人落語大賞」ファイナリスト
2016年10月 「平成28年度NHK 新人落語大賞」ファイナリスト
2019年9月 真打昇進
「柳亭小痴楽 独演会&スペシャルトーク」
日時:2021年9月18日(土) 14:00開演
会場:はつかいち文化ホール ウッドワンさくらぴあ 大ホール
料金:①全席指定 4,000円(税込)
②柳亭小痴楽オリジナル手ぬぐい(非売品)付チケット 全席指定 5,000円(税込)
※詳しくはホームページでご確認ください。
「柳亭小痴楽 独演会&スペシャルトーク」
ひろしまリード編集部