元サンフレッチェユースのプロボクサー有光空大選手「ボクシングで世界獲りたい」

有光空大選手は岩国市出身。

今年6月にプロデビューを果たした新人ボクサーです。

有光空大選手 有光空大選手 ©広島ホームテレビ

有光選手―

中学校の頃から格闘技自体が好きで

ボクシングやK-1をYouTubeとかテレビで見ていてすごく好きで。

ボクシングで本気で世界獲りたいなと思って始めました。

 

 

有光選手が所属する広島拳闘会の山岡会長は。

山岡会長―

練習態度見ていてもすごくやる気が伝わってくるし、

彼が本気だからこそ自分も本気でいろいろ教えている。

全く格闘技経験がなかったんですけど、3ヵ月半でプロなりました

 

Q普通だったら1年ぐらいかかる?

まあ早い人でも半年はかかりますね。

練習中の有光選手 練習中の有光選手 ©広島ホームテレビ

去年6月にボクシングを始め

異例の早さでプロボクサーになった有光選手。

今年6月のデビュー戦は判定の末、勝利を収めました。

ですが、本人は?

 

有光選手―

自分的には全くダメで。

やっぱりデビュー戦っていうのもあって硬くなりすぎて。

ほっとはしましたけど嬉しいとかじゃなくて

ただただ悔しいっていうかふがいなかった。

もっとやんなきゃなって改めて思いました。

 

 

初勝利にも満足せず貪欲にトレーニングに励む有光選手。

1日のスケジュールは昼の12時半に起床し

14時から16時までトレーニングをすると。

夕方に警備員のアルバイトを行い帰宅後に夕食をとります。

その後21時から朝の6時まで再び警備員のアルバイト。

仕事を終えるとロードワークに直行し午前中を睡眠時間に充てています。

なんと昼夜逆転の生活なんです。

 

有光選手―

最初はやっぱりちょっとしんどくて。今は全然慣れました。

きついのは自分だけじゃないし

他のプロボクサーの方たちも絶対しんどい思いをして練習していると思うので。

そこは負けたくないんで、しんどくてもやらなきゃなって思っています。

 

全ての経験はリングの上で勝利するため!

そんな有光選手にこんな質問をぶつけてみました!

 

Q特技は何ですか?

有光選手―

“リフティング”です!

10年ぐらいボールを触っていたのでリフティングは得意です。

 

実は有光選手は、

サンフレッチェ広島ユースに所属していた元サッカー少年なんです。

 

有光選手―

自分はやっぱりサッカーをやっていたこともあって足を使って動けるので。

(ボクシングでも)足を使いながら

自分の武器であるパンチ力も生かしながら戦うスタイルです。

 

ユース時代の同期には、

現在サンフレッチェのトップチームで活躍する土肥選手や鮎川選手がいます。

 

鮎川選手は有光選手について。

 

サンフレッチェ・鮎川選手―

結構優しい部分が多くて。

競技は変わったがすごくひたむきに

前向きな姿勢というのはずっと変わらないと思うので。

これからもぜひお互い頑張れたらいいなと思う。

 

有光選手―

競技は違いますけどスポーツのプロとして

絶対2人には負けたくないなって思いがあって。

自分がもっと活躍して大きい舞台でボクシングするようになって

鮎川選手たちも負けていられないなって焦らせたいですね。

 

有光空大選手 有光空大選手 ©広島ホームテレビ

 

お互い刺激し合いながらプロの世界で生きていくために・・・

 

有光選手はケガの影響でスパイクを脱ぎましたが、ボクシンググローブをはめて

ファイターとして歩を進めます!

 

有光選手―

強いのはもちろんなんですけど、日本中に応援してもらえるような

この人の試合が見たいとか、会場にお客さん集められるような選手になりたいです。

 

Qめざすところは?

それはもう世界チャンピオンです。

 

 

 

広島ホームテレビ『ひろしま深掘りライブ フロントドア』(土曜13:00) 8月7日放送

ライター:吉弘 翔(HOMEアナウンサー)

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