驚き!空き瓶が大変身【地球派宣言】
2020.06.26
家庭や飲食店などで使われたガラス瓶は、資源ゴミとして回収されています。
青や緑といった色がついたガラス瓶は、溶かすと黒くなってしまうため、リサイクルとしての需要がなく、多くが埋め立てられています。
ガラス瓶を埋め立てることは、環境への影響も大きく、持続可能な開発目標=SDGsの12番目「作る責任・つかう責任」が問われることなのです。
この問題に取り組み、色つきのガラス瓶を含め、リサイクルを可能にした『スーパーソル』。
東広島市にある企業 COCCOの工場でスーパーソルは作られています。
まず、ガラス瓶を8ミリ以下に粉砕、さらに0.2ミリ以下のサイズまで粉砕します。
その物質に、発泡剤や添加物など2~3種類を混ぜ合わせ、さらさらの粉に加工します。
その粉を800度で加熱すると、白いパン生地のような物質に大変身!発泡剤が膨らみ、表面はでこぼこで、断面はまるで発泡スチロールのようです。
特徴はとにかく軽いこと。
ガラス瓶を溶かして再利用する取り組みも、続可能な開発目標=SDGsの13番目「気候変動に具体的な対策を」に該当し、CO2の排出量を三分の一に削減できるそうです。
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スーパーソルは呉市にある虹村大橋のたもとにも使われていました。
軟弱地盤にかかる重量を軽減させ、安定させることができます。
回収されても、リサイクルとしての需要が無く、埋め立てるしかなかったガラス瓶。
そのガラス瓶をスーパーソルへと加工し、再利用する取り組みが、今、全国で行われています。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年6月24日放送)