広がるオンライン診療&服薬指導
2020.06.26
今年4月から、オンラインや電話による診療が、より身近なものになりました。
制度自体は以前からありましたが、新型コロナの影響で“受診控え”が広まったことを受け、継続的に医療を提供できるよう一時的、特例的に制度が変わりました。
現在広島県内では、447の医療機関がオンライン診療に対応しています。
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4月からオンライン診療を始めている、廿日市市のあわや内科クリニック。こちらでは、事前にメールや電話で予約を受け付け、時間になると医師から患者へ連絡が入ります。
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まずは、受診している人が本人かを確認。診察は、症状を聞き取る問診が中心となります。
診察後、薬が処方された場合は、病院から“患者が希望する薬局”へ、処方箋が送られます。
処方箋を受け取った薬局では、電話などを使って、薬剤師が患者に薬の服用方法などを説明します。薬は、一部費用を患者が負担するケースもありますが、配送してもらうこともできます。
まずは、かかりつけの薬局に相談してください。
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症状などによっては、医療機関で直接、受診することを勧められたり、器具を使う薬を処方されたときには、対面での服薬指導が必要となることもあります。
▽粟屋浩一医師
「オンライン診療の利用者は、過去に来院歴のある方がほとんど。しかし、スマートフォンを使い慣れた世代であれば、簡単に受診ができるので、今後広がっていく可能性もあるのではないでしょうか」
▽ウォンツ薬局 大蘆伸昂 薬剤師
「新型コロナウイルスの感染拡大の状況下で、薬局に来ることが困難な方でも、継続して医療を続けることができると考えています」
医師の診察や薬の処方の選択肢が増えている今、上手に利用することで、より豊かな暮らしにつげることができるはずです。