パティシエ夫婦が作るまるでアートなご褒美パフェ「parfait&C」|広島市中区

ひと手間加えたフルーツに濃厚なクリーム……。味はもちろん、目でも楽しめる「パフェ」に、心を掴まれている人も多いはず。

そんな心躍るパフェの専門店「parfait&C(パルフェアンドシー)」が、2026年3月に広島市中区本通にオープンしました。

今回は、パティシエ夫婦が作る、まるでアートなご褒美パフェのこだわりを取材しました。

 

迷ったらこの味!通年メニューの「情熱の薔薇」

情熱の薔薇 2,000円

 

通年メニューとして並ぶのは、真っ赤な薔薇が咲いたようなパフェ「情熱の薔薇」。

チェリー×コーヒー×チョコ×バニラアイスの構成で組み立てられた、濃厚な一品です。

 

※撮影用に特別にテーブル上で盛り付けをしていただきました

 

アルコールを飛ばしたワインに漬け込んだチェリーは、ワインの芳醇な香りが鼻を抜け、贅沢な味わい。

さらに、ローズゼリーは、酸味が少なく甘さ控えめで味を引き締めてくれます。

それらを包み込むのは濃厚なチョコレートクリームです。

 

 

チョコレートクリームはガナッシュモンテと呼ばれる製法を採用。

ガナッシュ(マカロンに使われるようなやや硬めの生チョコ)と生クリームを組み合わせることで、チョコレートの重厚感や味の深さが増すのだそう。

ちなみに、パフェに使われているアイスクリームやメレンゲもお店の手作り。

「情熱の薔薇」のバニラアイスは、バニラビーンズたっぷりで香り高いリッチな味わいでした。

 

 

グラスの上部は、ケーキのゾーン。

薔薇の形をしているのはショコラフランボワーズムース、白い土台はマスカルポーネムースです。

ショコラフランボワーズムースには酸味がありすっきりとした後味のフランボワーズとカシスのジュレが、マスカルポーネムースにはコーヒージュレが入っています。

 

 

なめらかなムースたちは、ビジュアルはもちろん優しい口溶けとカシスのさっぱり感が絶妙!

ケーキを2個食べているような贅沢な気分を味わえます。

添えられたホワイトチョコレートや抹茶のクッキーも、もちろん手作りです。

 

 

ある程度ケーキを楽しんだら、崩してグラスの中の部分と混ぜて食べるのがおすすめとのこと。

「最後の仕上げをお客さんにしてもらうことで、楽しんでもらえる要素も加えています」と話してくれたのは、オーナーパティシエの茶園優樹さん。

グラスに入っているクランブルは、パフェの滑らかな舌触りだけでなくざくっとした食感も楽しめるよう、焼き上げたときに溶けにくい砂糖を使用。

また、塩気を強くすることで、甘さの中にもキリッと引き締まる絶妙なバランスになっています。

 

初夏限定パフェ「紫陽花」は繊細・濃厚・爽やか!

紫陽花 2,000円

 

パフェに紫陽花が咲いたような、見た目にも鮮やかな「紫陽花」。

メロン×レアチーズ×ジャスミン×メロンソルベという、初夏の爽やかな風を感じさせる構成です。

 

 

「情熱の薔薇」と同様に、フルーツ専門店から仕入れた新鮮なメロンを、アルコールを飛ばしたアマレットというお酒に漬け込んでいます。

アマレットはアーモンドの香りがするのが特徴で、メロンの甘さにアーモンドの香ばしさがあとからふわっと抜けます。

「広島市内にもフルーツがおいしいお店はたくさんあるので、当店ではフルーツにひと手間加え、フルーツそのものの良さを引き出せるようにしています」と優樹さんが話してくれた通り、パフェにぴったりの水分量や甘さになっています。

グラスの一番下に敷き詰められているのはカシスゼリー。

「parfait&C」のゼリーは、ゼラチンではなくフランス製の凝固剤を使用しており、もっちりとした食感が印象的です。

 

 

上部のケーキ部分はストロベリージュレが入ったカモミールムース、土台はカシスジュレレアチーズムース。

ストロベリーとカシスのフルーティーな香りとクリームチーズの酸味が初夏にぴったりの味わいです。

それぞれのジュレは濃厚で、フルーツのうま味がぎゅっと凝縮されているので、ケーキとして単体でも食べたくなります。

こちらも、ある程度食べ進めたらケーキを崩してグラスの中の部分と混ぜていただきます。

ミルキーなメロンソルベをメロンの果肉やケーキたちを合わせて食べると、口の中がジューシーさでいっぱいに!

 

 

「紫陽花」は、鮮やかな花びらの飴細工が印象的。

飴細工をはじめとするチョコレート細工などの繊細な飾りは、優樹さんが大阪のグランメゾンでレストランパティシエとして働いていたときに身につけた技術で、着色の仕方までこだわっています。

こちらもクランブルが入っており、飴細工のパリッと感、クランブルのざくっと感、メロンのむにゅっと感など、食感も楽しめる内容です。

「紫陽花」は、メロンが旬の初夏まで提供予定。今後も旬のフルーツやおいしさによって季節のメニューは更新されます。

詳しい終了時期や新たなメニューについては、公式Instagram(https://www.instagram.com/parfait_andc/)でお知らせがあります。

 

パフェメニュー(※2026年5月取材時のメニューです)

 

自家製にこだわったドリンクも充実

 

パフェ専門店の「parfait&C」ですが、ドリンクメニューにもこだわりが詰まっています。

 

スパイスの良さを活かした「クラフトコーラ」

クラフトコーラ 800円

 

優樹さんの妻・知世さんが試行錯誤を繰り返したという「クラフトコーラ」は、スパイスのピリッとした刺激が印象的な一杯。

レモンの酸味により、爽やかな後味と喉ごしになっています。

レシピは二人でゼロから開発しており、スパイスのバランスにこだわっているそうです。

使用されているレモンは、優樹さんの出身地である広島県大崎上島町の農家さんのもの。

現在は季節外のためレモンスカッシュの提供はありませんが、グリーンレモンが採れる季節になるとレモンスカッシュやホットレモンも店頭に並ぶ予定です。

 

スパイス香る「チョコレートドリンク」

チョレコートドリンク 800円

 

チョコレートにスパイスを加えた「チョコレートドリンク」は、ホットだけでなく夏場にうれしいアイスも用意。

レシピは、優樹さんが東京で修業していたチョコレート店のレシピを元に、お店に合った調合で作られています。

スパイスが含まれているので、甘いだけでなくキリッとした刺激も感じられます。

甘さが喉に残ることなくすーっと澄み渡り、暑い日には一気に飲み干せそうな一杯。とっておきのご褒美ドリンクとなりそうです。

 

ドリンクメニュー(※2026年5月取材時のメニューです)

 

パティシエ夫婦が生み出す“ご褒美パフェ”に癒やされて

parfait&C 左/茶園知世さん 右/茶園優樹さん

 

二人ともパティシエという茶園さんご夫婦。

「parfait&C」は自分たちの経験を活かし、こだわりを詰め込んだパフェ専門店です。

お店で味わえる品々の“おいしい!”の秘訣を伺いました。

 

「手作りは譲れない」フルーツもひと手間を加えここでしか食べられない味に

 

「お客さんから“おいしい!”と言ってもらったときに、誇れるものを提供したい」と語る茶園さん夫婦。

パフェを組み立てる素材ひとつとっても、手作りにこだわっています。

パフェに添えられているクッキーやチョコレート細工はもちろん、アイスクリームまで手作り。

パフェに欠かせない“フルーツ”にもひと手間を惜しまず、甘みや酸味、水分や香りを足すことで、フルーツが持つ良さをより引き出しているそう。

フルーツをお酒に漬け込む方法は、優樹さんが大阪時代に勤めていたスイーツバーでの経験が活きています。

「バーなのでお店の中にはアルコールがたくさんあります。そこでフルーツとお酒の香りのかけ算を学んだんです」と、優樹さんは話します。

ドリンク類もこれまでのパティシエ経験から、メニューを考案。

「パフェ専門店ですが、ドリンク一杯でもふらっと気軽に寄りたくなるようなこだわりの一杯を追求しているんです」とのことで、これからも季節のフルーツを使ったオリジナルドリンクが並ぶ予定です。

 

“レストランパティシエ”の経験を活かして繊細なビジュアルを実現

 

レストランパティシエとして働いていた優樹さん。同じパティシエでもケーキ店とレストランとでは求められることが違うと話します。

ケーキ店では、自宅で食べることを考慮し、いかに崩れないか、自宅でもおいしく食べられるかを念頭に置いてレシピを考えますが、レストランではその場で楽しめる内容を考えるのだそう。

そのため、優樹さんは繊細な飴細工やチョコレート細工、フルーツを使ったさまざまなスイーツの修業をしてきました。

また、デザートプレートではなくパフェだからこその面白さもあるそう。

「プレートだと、どこから食べ始めるかどんな順番で食べ進めるかはお客さん次第です。パフェはグラスに入っていて、上から食べ進めるしかないので、素材の組み立て方や構成が重要なんです。」

さらに、ケーキを崩して食べるというお客さんの手を加えてもらうことで、“食べる”行為を楽しめる構成にもこだわっています。

「parfait&C」のコンセプトは“ご褒美パフェ”。

「おいしいものを贅沢にゆっくり食べて幸せに浸って欲しい。うまくいかなかった日も、パフェを食べて『また頑張ろう』と思って欲しい。」という想いが込められており、今後もお客さんの笑顔のために茶園さん夫婦はこだわりを追求していきます。

 

「parfait&C」の基本情報とアクセス

 

広島本通商店街を中央通りに向かって進み、金座街商店街の1本手前を広島電鉄沿線側に曲がります。

最初のT字路の交差点、向かって右側にあるビルの3階が「parfait&C」です。

 

「parfait&C」の基本情報

<所在地>
広島市中区本通1-20 第5タマリビル3階

<TEL>
082-909-2056

<営業時間>
11:00~19:00(L.O 18:00)※売り切れ次第終了

<定休日>
水曜 ※不定休あり。Instagramでご確認ください

<駐車場>
なし

<公式SNS>
Instagram:@parfait_andchttps://www.instagram.com/parfait_andc/

 

ライター/丸山希
※撮影用に特別にテーブル上で盛り付けをしていただきました。
※紹介している内容は2026年5月取材時点のものです。公開後内容が変更している可能性があります。
※記事内に記載している金額はすべて税込み価格です。

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