【庄原市総領町】春を告げる“初恋の香り”セツブンソウ|地球派宣言

庄原市総領町。

この時期に見ごろを迎える山野草を見るため、毎年1万人以上の観光客が訪れます。

 

庄原市総領町

 

花の名前はセツブンソウ。

その自生地を保存会の矢吹さんに案内してもらいました。

 

セツブンソウ

 

節分草保存会 会長 矢吹正直さん

 

着いた自生地は満開の状態。

小さく白い花が集まる姿は、白い絨毯を敷いたような光景です。

 

セツブンソウ

 

旧暦の節分の時期に咲くことからその名がつけられたセツブンソウ。

花びらにあたる黄色い部分には蜜腺があり、そこからほのかに甘い香りがしてきます。

柑橘系を混ぜたような香りで、甘酸っぱいことから「初恋の香り」と言われています。

 

セツブンソウ

 

セツブンソウは、県内では総領町のほか、数か所でしか確認されていません。

総領町では今月の8日まで自生地を7か所公開しています。

 

そんなセツブンソウですが、実は手入れをしなければ咲かない花だそうです。

 

セツブンソウの自生地

 

この場所には夏草がどんどん生えてきて、セツブンソウに覆いかぶさり発芽を妨げてしまうそうです。

保存会では毎年自生地の草刈りを実施し、二次的自然、つまり人が手を加えた自然を作り上げ、セツブンソウの保全活動を行っています。

 

活動の様子(提供:節分草保存会)

 

庄原市の天然記念物に指定されているセツブンソウ。

総領町の道の駅ではこの時期、保存会のメンバーが花の解説や自生地の案内などを行っています。

 

道の駅での活動の様子

 

そんなセツブンソウですが、ある問題を抱えているそうです。

「セツブンソウをしっかり守ろうとすると地域をあげてやっていかないといけないが、人口が少なくなったり地域自体が縮小したりしているので、この保全活動をどうやって継続していくかが一番大きな問題」と矢吹さんは話します。

 

矢吹さん

 

そこで保存会では、地域の子どもたちを対象に講義やイベントなどの活動を行い、郷土の魅力としてセツブンソウを知ってもらう取り組みをしています。

 

この時期にしか咲かない小さな花を見て、初恋を思い出してみてはいかがでしょうか。

 

セツブンソウ

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2026年3月4日放送)

SDGs

 

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