【広島市植物公園】“やりすぎ進化”も 個性派ランの世界|地球派宣言
佐伯区にある広島市植物公園。
園内では、およそ1万種類20万本ほどの植物が栽培されています。
広島市植物公園
11月に開館50周年を迎えるのを前に、2月21日(土)からランをテーマにした展示会を開催。
園内は約500種類、4000鉢、20万輪のランで彩られます。
ラン
ラン
さまざまな植物を栽培している植物公園の中でも、ランはおよそ2300種類、1万株と特に多く、その数は国内有数と言われています。
ラン
今回は展示会を前に、特に珍しい種類のランを担当の上野明(うえのみょう)さんに見せていただきました。
上野明さん
まず紹介してくれたのは、シンビジウムのトラシアナム。
日本に一番最初に入ってきた洋ランと言われています。
シンビジウム属は、木につく=着生、地面に生える=地生、菌に依存する=腐生と、3つの生活形態を持つ珍しいランだそうです。
シンビジウム トラキアナム
続いては、アングレカムのセスキペダレ。
特徴は、長い距(きょ)とよばれる部分で、距の中に蜜があり、長い口を持った虫でないと花粉を運んでくれないそうです。
アングレカム セスキぺダレ
最後は上野明さんお気に入りのラン、レリアのスペルビエンス。
花序(かじょ)という茎の部分が非常に長く、1.5メートルから2メートルほど伸びるのだそうです。
「花を目立たせるように進化したものだと思うのですが、ちょっとやりすぎな感じがしてすごく好きなんです」と上野明さんは話します。
レリア スペルビエンス
そんな個性豊かなランですが、多くの品種が絶滅の危機にあるのだそう。
昆虫や菌に依存することが多いラン。環境破壊などで昆虫や菌が減少すると、それに伴いランの数も減少してしまうそうです。
植物公園では、ランの栽培や展示を通じてランの普及啓発や保全活動に取り組んでいます。
植物公園の今後について、久保さんは「植物公園はきれいな植物を展示するだけでなくコレクションとして守り、後世に伝えていくという役割を持っています。今後50年、100年と続いていく中でこういったコレクションを大事に、広島の財産として守っていきたいと思っています」と話します。
久保さん
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2026年2月11日放送)