「広島の歩き方」vol.31後編 行列のできる加計の名店「鯛焼屋よしお」をご紹介 | 半世紀以上愛される味の秘密に迫ります
小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。
安芸太田町加計を散策し、「鯛焼屋よしお」に到着。
半世紀以上愛され続ける名店の味を堪能しました。
【鯛焼屋よしお】
目的地の鯛焼屋よしおに到着しました。
3年前にこの場所に移転。店内が広くなり、駐車スペースもできて、より立ち寄りやすいお店になりました。
鯛焼屋よしお
創業は1970年。スキー客の間で話題となり人気が広がっていたそうです。
今ではSNSの影響もあり、遠方からも多くのお客さんが訪れます。
多い時はなんと1時間待ちのこともあるのだそう!
お客さんが多い時は整理券を配り待ってもらっているそうです
現店主のお父さんがタクシー運転手だった頃、たまたま乗せたお客さんが食品機械メーカーの方で、たい焼き機を見せてもらったことが創業のきっかけになったそうです。
先代とお客さんの「偶然の出会い」から鯛焼屋よしおは誕生しました
高校生の頃からこのお店に通っているというお客さん。この日だけで2度目の来店でした
たい焼きだけではなく、手ぬぐいや置物など、オリジナルグッズも販売しています。
加計みやげにもぴったりなオリジナルグッズ
そして、待ちに待った焼きたてのたい焼きをいただきます。
パリッと羽根がついた見た目が、鯛焼屋よしおの特徴。
“羽根付き”でボリューム満点!たい焼き(200円)
ひと口かじると、生地は驚くほどサクサク。このサクッとした食感を出すことがとても難しいんだとか。
国産小麦を使用。焼く時の火力などを工夫し、このサクッと食感を実現しています
あんこは北海道十勝産の小豆を使用。配合を工夫し、生地との絶妙なバランスを調整しています。
創業以来、味はあんこのみ。週末は1日1,000個以上売れると言います。
サクッとした皮を割るとあんこがたっぷり!
このたい焼きを求めて多くの人が来店。「腕が腱鞘炎になりそう(笑)」と話す店主
取材中、お店の奥にある厨房では、3代目となる息子さんが、見事な手さばきでたい焼きを焼いていました。
息子さんは、すでに10年以上お店で修業をしているそうです
「たい焼き作りは簡単そうに見えるけど奥が深い。気候や湿度の影響で、毎日焼き上がりが違う」と息子さんは話します。
親子ということもあり、けんかをすることもあったそうですが、今では店主から「店を任せても大丈夫!」と言われるまでに成長
親子3代にわたって守り続けているお店の味。
加計を訪れた際は、半世紀以上愛される名店のたい焼きを、ぜひ味わってみて。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年11月19日、20日放送)
ライター:神原知里
※この記事の情報は番組放送時点のものです。情報は変更になる場合があります。
