「広島の歩き方」vol.31前編 安芸太田町の“勝手に観光大使”も登場!鯛焼屋よしおを目指して歩きます

小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。

安芸太田町加計から新章スタート。たい焼きの老舗「鯛焼屋よしお」を目指します。

 

今回の目的地は鯛焼屋よしお(TJ Hiroshima 制作「地球の歩き方 広島」)

 

 

【名勝 吉水園】

まず小嶋アナが訪れたのは「名勝 吉水園」。

 

江戸時代半ばに造られた日本庭園「名勝 吉水園」

 

一般公開は6月と11月の年2回のみで、中に入れるのはとっても貴重!

なんとか中に入れないかと考えていたら、思わぬ出会いが!

13年ぶりに安芸太田町の“勝手に観光大使”こと大倉啓司さんに再会しました。

 

かつて取材でお世話になった大倉さん

 

大倉さんが特別に、吉水園を案内してくれました。

吉水園は、たたら製鉄で栄えた加計隅屋16代目当主が1781年に山荘として築いたのだそう。

作家の鈴木三重吉をはじめ、数々の有名な文豪たちがこの地を訪れています。

 

園内には作家・鈴木三重吉の文学碑があります

 

庭の名の由来となった「吉水」は、山から湧き出る水のこと。

 

建物の裏側にある「吉水」。「吉水亭」の名前の由来になりました

 

建物の裏側から見る景色も、遮るものがなく美しい

 

建物内の茶室には、荻生徂徠(おぎゅうそらい)筆の「遊戯海」の絵が描かれており、落ち着いた空間にそっと彩りを添えています。

 

春夏秋冬を表現しているといわれる遊戯海

 

建物から望む庭園の美しさは格別。

 

紅葉と池のコントラスト。自然と歴史が静かに息づいています

 

広島市の「縮景園」の改修にも携わった清水七郎右衛門が手掛けたこの庭園は、時がゆっくりと流れるような、かつて文豪たちが愛した静かな空気が今も漂っているようでした。

 

【空条亭】

吉水園の目の前には、11月15日・16日の2日間限定でオープンしたカフェ「空条亭」。

山々が連なる大パノラマを眺めながら一息つける、特別な空間です。

 

空条亭から見える景色

 

取材をした日は、提供メニューを決める“作戦会議”の真っ最中。

そこで、提供メニュー候補の角寿司セットを特別に試食させていただきました。

 

 

角寿司は、地元でハレの日に作られてきた伝統の味。地域の料理上手な方が腕をふるったのだとか。

セットの呉汁は、シンプルな味付けが特徴。

すりつぶした大豆をみそ汁に加えており、どろっとした食感を楽しむことができる汁物です。

 

呉汁にはしめじなどの野菜が入っています

 

吉水園の一般公開に合わせて生まれた期間限定カフェ。

次の公開時にも、またオープンしてほしいですね。

 

【木炭自動車とレトロ車館】

大倉さんに安芸太田町のおすすめをたずねると

「空条亭の下に木炭車の館がありますよ」と教えていただき、早速向かいます。

 

「木炭自動車とレトロ車館」に到着。取材交渉をして中へ

 

「木炭自動車とレトロ車館」は、もともと保育園だった場所を活用した展示館。

マツダT2000をはじめ、昭和の風景を思い起こさせる木炭車が展示されています。

 

特別に試乗させてもらった小嶋アナ

 

クーラーがない時代だったことから窓は開閉可能な三角窓

 

館内を案内してくれた岩本 誓治さんの胸元には、空き缶を使ったアクセサリーが。

看板職人として培った技を生かし、空き缶アートを約800点制作してきたそうです。

 

空き缶に絵を描いてアクセサリーに

 

さらに、岩本さんの描いたモリアオガエルのイラストは、安芸太田町のマンホールデザインにも採用されています。

 

マンホールに採用された吉水園のモリアオガエルをイメージしたデザイン

 

実際のマンホール

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年11月12日、13日放送)

ライター:神原知里

※この記事の情報は番組放送時点のものです。情報は変更になる場合があります。

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