【ひろしま覆麺調査団】2時間待ちの日もある大阪の人気店が登場!プロフィギュアスケーターの織田信成さんらと共に至極の一杯を調査しました
目隠し(通称:覆麺)をして感覚を研ぎ澄まし、至高の一杯を調査する「ひろしま覆麺調査団」。
プロフィギュアスケーターの織田信成さんと、奈良出身の小嶋沙耶香アナウンサーを迎え、大阪にある名店を調査します。
ひろしま覆麺調査団===
【麺バー】
・てつじ(シャンプーハット)
・池田裕楽(STU48)※今回は舞台のため欠席
【見届け人】
・まつはましん
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【引き続き、大阪遠征】
前回に引き続き、大阪のお店を調査します。

難波から車に乗り、調査をするお店の近くまで向かいます。

「もしかして、よく俺が行っているお店をリサーチして、“覆麺”して連れて行っているんじゃないかな」
と予想するてつじ。
車を降り、お店の前に到着。


【調査するお店はてつじの行きつけ】

実は、車内でのてつじの予想は大当たり。
今回調査するお店は、てつじの行きつけです。
大将とも顔なじみで、声を出すとすぐにバレてしまうため、会話は他のスタッフが担当。
「お店のスロープでもバレるんちゃうか」
と話す大将のアイデアで、わざわざ横にある段差を歩いてもらいました。

「醤油系のラーメンじゃないかなと思います」(小嶋アナ)
「たぶん中華系。カウンターは赤色ちゃうかなと思います」(てつじ)

【調理開始!】
このお店の大人気メニューを作っていただきます。

「麺は何分くらい茹でますか?」(織田さん)
「8分くらい」(スタッフ)

「大将が脱サラタイプのお店だと思う。大将、脱サラされましたね?」(てつじ)
「はい」(スタッフ)


「大将、普段は(お店に)行列ができますか?」(まつはましん)
「50名様ほど。2時間待ちとか……」(スタッフ)

「製麺所は近くに?その製麺機はお客さんから見えます?」(てつじ)
「はい。(製麺機も)見えます」(スタッフ)

「大将はどこかで修業をされてきたんですか?」(織田さん)
「してないです」(スタッフ)
「家系図系ではない。なんだか、声が……師匠の感じじゃないんですよ」(織田さん)

麺をしめている音が聞こえ、つけ麺だと確信する麺バーたち。


【スープにある“ブヨブヨ”の正体とは?―いざ、実食】

いざ、実食。

箸で麺をさわり、麺の盛り方を調べるてつじ。
「円形で巻いていない。たたむように盛っている」


独特の平麺を特製のつけ汁につけます。
「(つけ汁は)魚介っぽい感じ。あごだし?」(織田さん)
つけ汁に入っている具材の考察も。
「これはチャーシューですか?おいしい!」(小嶋アナ)
「あれ?何この“ブヨブヨ”……」(てつじ)
てつじが気づいた具材は、お店を代表するトッピング。

豚足が入っていることに気づき、ピンときたてつじ。
「つけ麺が好きになったきっかけのお店がある。そこも豚足入っているのよ」

「橘一門 カドヤ食堂系?大将、橘さん知ってますよね?」(てつじ)
「そうですね」(スタッフ)

【大将とご対麺】
“覆麺”を外し、大将と“ご対麺”。


てつじの考察は当たっていました。
覆麺調査団が訪れたのは、大阪市西区にある「カドヤ食堂 総本店」。
大阪のラーメン好きなら知らない人はいないと言われる名店です。

今回調査した麺は、「つけそば + 豚足トッピング」。
調査した日は、うどんに使われる北九州の小麦と、北海道小麦「春よ恋」をオリジナルブレンドして作った麺を使用。


つけ汁は、鶏、豚、魚介のトリプルスープ。
魚介は季節によって素材を変えているそうです。
スープに使う豚足は、溶ける前に骨を外し、つけ汁で味を付けてトッピングにしています。

カドヤ食堂は、もともと大将の妻の祖母の代から続く大衆食堂でした。2001年にラーメン店にリニューアルしたそうです。

【覆麺クイズ】
ここで“覆麺クイズ”。
「カドヤ食堂の由来は何でしょう?」

2004年に今の場所に移転したカドヤ食堂。
店名は移転前に関係があるのだとか。
「通りのカドにあるから」(小嶋アナ)
「大阪の門真市から」(織田さん)
「カドなので、その先はもうない。そういう意味じゃないかな」(てつじ)
正解は……
「移転前のお店がカドにあったから」

接客が得意ではないと話す大将ですが、お店に並んでくれるお客さんへの気遣いも忘れない優しい思いが、つけ麺の深みのある味わいにも表れていました。

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年8月21日、28日放送)
ライター:神原知里