「広島の歩き方」vol.23後編 涼を感じることができる国の名勝「帝釈峡」を散策 | 白雲洞と雄橋で自然が育んだ景観を堪能しました
2025.09.01
小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。
今回は、夏休み中の小嶋アナに代わり、岡本愛衣アナウンサーが「雄橋(おんばし)」を目指して、国の名勝に指定されている「帝釈峡」を歩きました。
【白雲洞】

雄橋の近くに「白雲洞(はくうんどう)」という鍾乳洞があると聞き、行ってみることに。

白雲洞に到着。取材許可をいただき、中へ入らせてもらいました。

帝釈峡に点在する鍾乳洞のなかで、唯一見学が可能な白雲洞。
奥行きは約200m。鍾乳石や石筍(せきじゅん)、石柱などが自然のまま保全されています。


鍾乳洞の中には「月下氷人」という縁結びの神様も。

岩の奥から冷たい風が吹いている「極楽めぐり」。
冷たい空気は上から下へ流れる性質があり、この風は、さらに高い場所にも洞窟がある証拠なんだとか。

白雲洞の見学料金は大人400円、高・中・小学生は200円、幼児は無料です。
自然の力と神秘を感じることができる鍾乳洞。その景観を堪能してみて。
【雄橋】
白雲洞から雄橋まで約900m。引き続き、岡﨑さんが案内してくれました。

ついに、雄橋に到着!

雄橋は、渓水の浸食作用によってできた天然橋。
昔は、備後路を往来する人々が、この雄橋を使っていたそうです。

地域の方々との出会いと、自然とのふれあいを満喫できた帝釈峡でのひととき。
自然が長い年月をかけて育んだ景観と、地域の方々のあたたかさが共存していました。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年8月20日、21日放送)
ライター:神原知里