「広島の歩き方」vol.18後編 広島で長年愛される洋菓子店「ボストン本店」をご紹介 | 映画『惑星ラブソング』の時川英之監督も登場
小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。
目的地のボストン本店に到着。長年広島の人たちに愛される魅力に迫ります。
【映画監督・時川英之さん登場】
ボストン本店まであと約210m。川沿いを歩いていると、なんと映画監督の時川英之さんに遭遇しました。

「新作映画『惑星ラブソング』が公開なので、テレビ映ろうかな(笑)」
とってもお茶目な時川監督。

時川監督もボストン本店にはよく行くそうで、アップルパイがおすすめなんだとか。
映画『惑星ラブソング』は現在公開中です。
【いわた屋】
前回立ち寄った「土屋鞄製造所 童具店・広島」で教えていただいた二重焼き店「いわた屋」へ。

「ミックス(つぶあん+豆乳クリーム)」(170円)をオーダー。
一般的な二重焼きのあんの糖度は60度ですが、いわた屋は47度。あんの糖度は低めにして、甘さ控えめで食べやすくしているそうです。
あんこ店が本業のいわた屋だからこそ、糖度を低めにしても、あんを傷めることなく管理することができます。



【ボストン本店に到着】
ボストン本店に到着。
社長の栗栖 一典さんが迎えてくださいました。

広島初の洋菓子工房として、大正12年に誕生したボストン。
当初はドーナツからスタートしたそうです。
旧中島本町(現在の平和記念公園)に喫茶店をオープンさせたことから、ケーキの製造販売にシフトしていきました。

新商品の「広島レモン まんまるカステラ」はざらめが入ったザクザク食感が新感覚のカステラ。

【全国2位の飴細工が登場】
ケーキ作りをしている2階を見せていただくことに。

ボストンは、コンテストにも力を入れているそうで、「2024ジャパン・ケーキショー」では全国2位にあたる大会会長賞(アメ部門)に輝きました。

飴細工を作った高松 直之さんいわく、
「大阪・関西万博で出すという話があったので、テストがてら作ってみて(コンテストに)出したら賞を取っちゃった」

物価が高騰している中でも買いやすい値段のボストンのケーキには、たくさんの人に食べてほしいという思いが込められています。

伝統を守りながらも、挑戦を続けるボストン。
大切な日を、ボストンのケーキやスイーツで彩ってみてはいかがでしょうか。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年6月3日~5日放送)
ライター:神原知里