「広島の歩き方」vol.12前編 熊野筆で有名な安芸郡熊野町を歩きます | まちの人に愛される絶品シュークリームも登場

小嶋沙耶香アナウンサーが『地球の歩き方 広島』を片手に、広島をゆるりと散策する「広島の歩き方」。

今回から新章がスタート。安芸郡熊野町を歩きます。

 

 

熊野町を目指します

 

【筆の里工房】

“筆の町”として知られる熊野町。

まずは「筆の里工房」に向かいます。

 

筆の里工房

 

取材交渉をするも、

「今日は社会科見学が入っていて……」

と対応が難しい様子の担当者さん。そこをなんとか!

 

小嶋アナの圧に圧倒される担当者の吉田拓さん

 

内部で交渉してくださり無事に取材許可をいただくことができました。

ありがとうございます。

 

開業30年を迎えた筆の里工房。

30周年を記念してつくられた熊野筆も、展示・販売しています。

 

30周年を記念してつくられた熊野筆。ヤギの毛を使っている

 

熊野筆に適しているのは、ヤギやリスの毛なんだそう。繊細なタッチが特徴です。

 

赤リスの毛で作られた最高級の熊野筆

 

軽やかなタッチを共有したい小嶋アナ

 

筆を作る工程も見学することができる筆の里工房。

来年には、筆の創作体験ができる施設がオープン予定です。

 

「(施設ができたら)突撃取材で来てください」と吉田さん

 

【榊山神社】

吉田さんの熊野町おすすめスポットは「榊山神社(さかきやま じんじゃ)」とのこと。

熊野筆が広まっていくきっかけとなった商人たちがつくった神社。

「よかったらぜひ一緒に……」

「いいですよ」

 

「無理は言ってます(笑)」だんだん小嶋アナの圧に慣れてきた吉田さん

 

というわけで、吉田さんと榊山神社まで歩きます。

 

坂面大池(さかづらおおいけ)。昔は水泳場として親しまれていたそう

 

目の前に見えてきたのは筆塚。

秋分の日に開催される筆祭りで、使い終わった筆を、この筆塚の前で供養します。

 

この筆塚の前で、筆の供養が行われます

 

榊山神社に到着!

 

榊山神社

 

樹齢800年の御神木。斜めになってきてしまい切らざるをえず、去年伐採

 

榊山神社へとのぼる九十九段の石段は、豪商の孫井田才兵衛(まごいださいべえ)が寄進したもの。

 

榊山神社へとのぼる九十九段の石段

 

玉垣には、有馬や九州などの豪商の名前が記載されており、当時の商人たちの付き合いや熊野筆の流通範囲の広さを知ることができます。

 

「熊野筆は有馬筆の影響があるといわれてます」と吉田さん

 

榊山神社は熊野筆の歴史を感じることができる場所

 

【ふくえどぅ】

吉田さんと別れ、以前から気になっていたお店に向かうことにした小嶋アナ。

シュークリームが有名な「ふくえどぅ」です。

「ピタニュー」内の別コーナー「ひろしま23(にーさん)」でもお世話になりました。

 

取材OK!

 

店内には楽器やレコードがずらり。音楽を愛する店主の思いが詰まっています

 

パティシエである店主の娘さんが手掛ける絶品シュークリームをいただきます。

 

ざくざく感がやみつきになるクッキーシューはクリームもたっぷり!

 

ふくえどぅのケーキやシュークリームを手掛けている、パティシエの小田光子さん

 

熊野町に根ざすお店となったふくえどぅ。

「長く続けられたのがありがたいですね」と、光子さんはほほえみます。

 

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ふくえどぅ
熊野町出来庭
営業時間 10:30~17:30
定休日 日・月曜日
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広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年3月3日~5日放送)

ライター:神原知里

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