【じゃらん編集長おすすめ】幸福を呼ぶ「ふく」を心ゆくまで満喫!山口ふくの旅(山口県)

 

1月の「じゃらん編集長おすすめ」の旅は、山口県下関の旅!

冬の下関といえばふぐ。下関では、幸福にあやかってふぐのことを「ふく」と呼びます。

開運スポット!世界一とよばれるふくの像に、職人が伝授してくれるふくの調理体験、さらに絶景温泉と絶品ふく会席まで、今年一年の幸せを願う、新年にぴったりの旅をお届けします!

 

 

広島市内から車でおよそ2時間半の下関市へ。

 

 

旅のはじまりは、唐戸市場の目の前にある亀山八幡宮で幸せ祈願です。

亀山八幡宮は平安時代の貞観元年(859年)に宇佐八幡宮から勧請された神社で、開運スポットとして知られています。

 

 

こちらの境内にあるのが、“世界一のふくの像”と呼ばれる「ふくの像」。

今ある像は平成2年9月29日の「フクフクの日」に再建されたものです。

禰宜の佐藤さんによると、毎年ふくシーズンに入る前に豊漁を願う祈願祭を行っているのだそう。

 

 

 

亀山八幡宮には「福(ふく)」にまつわるアイテムがたくさん。

 

 

ふくにまつわるものだらけの中で気になったのが「勝守」です。佐藤さんは、「勝守にまつわるあるエピソードがある」といいます。

案内されたのは鳥居の前。この鳥居の額をよく見ると……

 

 

何かが挟まっています。

じつはこれ、野球のボール。昔国道の反対側にガソリンスタンドがあり、休憩中の従業員がお宮のほうに向かってボールを投げたところ、ここにはさまってしまったのだとか。以来67年ずっと挟まったままなんです。

その後、昭和38年に必勝祈願に訪れた下関商業高校は春の甲子園で優勝!

それで亀山八幡宮は「野球の神様」としても注目されているんです。

 

 

そんなご利益がある神社のかわいい絵馬に一年の願いを込めたら、神社の階段を下りてすぐの「唐戸はれて横丁」へ。

 

 

1年前にオープンしたこちらには、肉料理やお寿司などのお店が15店舗軒を連ねていて、1か所に下関の食の魅力がぎゅっと集まっています。

 

 

訪れたのは、“心と体にやさしいお店”がコンセプトのグルテンフリースイーツのお店「SOY STOCK」。

 

 

 

山口県産大豆の生おからと国産大豆の無調整豆乳を使った「ソイケーキ(桑の茶葉&大納言)/440円」と、「ブランマンジェ(黒蜜きな粉&大納言)/680円」をいただきました。

どのお菓子も小麦粉・白砂糖・ショートニング・マーガリン不使用ですが、しっかり甘さがあり、香りもよく感じられるおいしいスイーツです。

グルテンフリーへのこだわりは、店主の方が糖尿病のご両親に食べてもらうため、低カロリーで材料にこだわったお菓子をつくるようになったのがきっかけだそう。

 

 

甘いお菓子を味わった後は、次の開運スポットへ!

やってきたのはふく調理体験(※要予約)ができる「天白ひらこし ふく楽舎」です。こちらは創業90年の老舗仲卸問屋・ 平越商店が展開するお店で、たたき刺身、皮刺し、ちり鍋、雑炊と、ふく一尾丸ごと調理して味わうことができます。

 

 

ふくの調理といっても、毒をすべて取り除いた「みがき」の状態から調理するので安心です!

 

 

まずはふくの身を三枚におろしますが、これを失敗するとお刺身で食べるところが少なくなるので要注意。

身をあぶって氷水で冷やしたら、今度は薄切りに。透けるほどの薄さが理想ですが、これも難しい……!

 

 

調理が終わったら、お待ちかね、ふくを味わう時間です。

 

 

その日の朝さばいたばかりなのでコリコリと弾力があり、炙った香ばしさもおいしさを引き立てます。

下関にふく専門の南風泊市場があるというのも、これだけおいしいふくが食べられる理由のひとつなのだとか。

 

 

 

続いては、とらふくの旨味を余すところなくいただけるとらふくちり鍋。

骨のまわりはコラーゲンが豊富で、歯ごたえ抜群です。

 

 

シメにはふくと野菜の旨味が凝縮された雑炊をいただきました。

 

 

下関ふくの旅最後のスポットは、喧騒を離れ安らげる場所「下関温泉 風の海」。

 

 

 

 

全室オーシャンビューが魅力で、そしてなんと客室に天然温泉の展望温泉風呂があるんです!

 

 

温泉でリラックスした後は、ふく会席をいただきましょう!

 

 

職人の技が光るとらふく刺しは、透きとおる薄さなのに歯ごたえがしっかりとあり、旨味が凝縮されています。

 

 

 

そのほか、外はさっくり、中はふっくらジューシーなとらふくの唐揚げやローストビーフ、甘鯛のポワレなど、絶品料理を満喫しました。

 

“ふくづくし”だった今回の旅。

新年は下関で、初詣ならぬ“ふく詣”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

紹介した施設

 

亀山八幡宮

住所 山口県下関市中之町1-1
電話番号 083-231-1323
開閉門時間 6:00~19:00

 

SOY STOCK

住所 山口県下関市中之町1-16 唐戸はれて横丁
電話番号 070-1877-1664
営業時間 11:30~17:00
定休日 水曜日、隔週木曜日

 

天白ひらこし ふく楽舎

住所 山口県下関市彦島西山町5-2-1
電話番号 083-267-4998
料金 ふくの調理体験(要予約) 義経コース 1人4,053円 ※2人で1尾

 

下関温泉 風の海

住所 山口県下関市長府外浦町2-1
電話番号 083-241-1180
料金 1泊2食付(平日) 1人35,350円

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2025年1月17日放送)

※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

ひろしまリード編集部

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