周防大島での水中撮影に密着!日本最大級のニホンアワサンゴ群生地|地球派宣言

30年以上にわたり、国内外の珍しい生き物を撮影してきた地球派宣言。

キャンペーンメッセージには、自然の姿や生命の神秘が記録されています。

今回撮影に向かったのは、広島市内からおよそ2時間。山口県・周防大島です。

 

 

瀬戸内海に群生する日本最大級のサンゴ礁とそこで暮らす生き物を撮影するのが目標です。

撮影するのは、水中カメラマン。地元のダイバーにも協力してもらいます。

 

水中カメラマンの田中知二さん

 

地元のダイバー 小川智之さん(写真右)

 

海に潜ると、さっそく魚たちが姿をあらわしました。

 

ニジギンポ

 

潜りはじめておよそ15分。群生地が見えてきました。

 

二ホンアワサンゴの群生地

 

「ニホンアワサンゴ」は日本、韓国、中国にすむ温帯性のサンゴ。

四季によって色が変化し、一番きれいに見える冬の時期は濃い緑色をしています。

触手を広げる、その姿から「海の花束」とも呼ばれています。

 

二ホンアワサンゴの触手

 

光の入る昼間には、触手をひろげて光合成をおこない、海底の岩にすみついて群生地を作ります。

 

触手をひろげる二ホンアワサンゴ

 

周防大島の群生地は、およそ3,000平方メートル。

これは25mプール9つ分に相当し、日本最大級の規模を誇ります。

 

二ホンアワサンゴの群生地

 

水温が低くなる冬に向けて透明度が増し、美しさが際立つ季節を迎えました。

この日、水中で追い求めたのは、二ホンアワサンゴと共に暮らす生き物たちの姿。

地元のダイバー 小川さんは「今から10年、20年と見続けていってどうなっていくのか、その中にも毎年新しい発見があるのですごく楽しみ」と話します。

 

二ホンアワサンゴと共に暮らす生き物

 

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー
地球派宣言コーナー(2024年12月11日放送)

SDGs

 

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