福山名物「福つまみ」を食べよう。福山市が生産量全国一!今が旬の「くわい」の魅力をご紹介

 

広島県福山市特産の食材「ねぶと、ちいちいいか、くわい、ガス天、鯛ちくわ」を使った7種類のおつまみの総称を「福つまみ」といいます。

「福つまみ」という名前には、「福が来る、幸せな気持ちになれる」という意味も込められています。

そんな「福つまみ」の中から、今回は「くわい」の魅力をご紹介します!

 

 

くわいは「大きな芽が出る」ので「めでたい」ことから、縁起のいい食べ物とされていて、全国的にはおせち料理として食べられることが多い食べ物です。

 

 

冬の味覚で、今がまさに旬!ということで、福山市のくわい農家・光成さんを訪ねました。

光成さんによると、12月の中旬ごろまでが収穫のピークで、一番忙しい時期だそう。

福山市はくわいの生産量全国1位で、シェアの約6割を占めています。「めでたい」を全国に届ける一大産地というわけです!

 

 

まんまるとかわいい形のくわいですが、収穫するのは結構大変だそう。

光成さん「お米と同じく水田ですが、機械がないのですべて手作業。畑に入りポンプの水圧を使って泥をよけながらくわいを掘り出し、株と切り離します」

 

 

聞いているだけでも大変そうですが……実際に収穫を体験してみましょう!

 

 

水田に入ってみるとかなり深く、足がとられ、移動するだけでも大変!

 

 

ポンプをこんなふうに使い、水圧によってくわいが掘り起こされます。

 

 

 

不要な軸を取り除くと、見慣れたくわいの姿になりました!

 

 

このくわいにはいくつか種類があって、このサファイアブルーが美しいくわいは「青くわい」という品種です。

 

 

かがむ作業が続くくわい収穫はとにかく「体力勝負」だと光成さん。

「おいしいと言われたら頑張れる」と、全国にくわいを届けるために今まさに頑張っていらっしゃいます。

 

 

こうして収穫されたくわいは、洗って泥を落とした後、大きさを揃えて、全国の産直市やスーパーなどに届けられます。

 

 

福山市千代田町にある「FUKUYAMA ふくふく市」では、野菜や魚、肉など福山の新鮮食材が店頭に並びます。

 

 

店内の一角には、もちろん今が旬のくわいも並んでいます!

 

 

こちらには、一般のお客さんはもちろん飲食店の方も新鮮な食材を購入しに来られるそうで、福山市で天ぷら専門店「孫市(まごいち)」を営む古武さんもそのひとり。

お店で福つまみの「くわいの天ぷら」を提供されているそうです。

 

 

地元の旬の食材がいろいろ手に入るということで、週に1、2回は訪れるという古武さんが、この時期のおすすめとして挙げてくれたのはもちろん「くわい」です。

 

 

ということで、「孫市」おすすめの福つまみをいただきに、お店にお邪魔しました!

 

 

いただくのは、くわいの天ぷらをはじめ、今の季節におすすめの福つまみです。

 

 

 

収穫から見ていたくわいをいただくのは感慨深いですね!

揚げたてのくわいの天ぷらはほくほくで、独特の苦みの中に甘さもあります。

「孫市」では、一度出汁で炊いてから天ぷらにしているとのことで、さすがプロの味です!

 

 

「芽でたい」ということで、もちろん芽の部分まで余すところなくいただきました。

 

 

そして、福つまみには欠かせないお酒も用意していただきました!

福山の酒蔵「天寶一」の「純米大吟醸 吟乃鋼」です。

 

 

しみわたるおいしさ……!すっきりしているので、天ぷらにとても合います。

 

 

 

さらに、「ちいちいいかの天ぷら」に、「ねぶとの唐揚げ」もいただきました。

どちらも小さいですが、小さいからこそ丸ごと食べられるのが魅力。旨味がギュッと詰まっています!

 

 

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みんなでおいしい「福つまみ」を楽しみましょう!

 

広島ホームテレビ「ピタニューサタデー」(2024年12月7日放送)

※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

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