五日市「おっきん」でリピーター続出!「川乃屋」の味を受け継いだ冷麺|広島市佐伯区

暑い夏には、ヒンヤリした食べ物が欲しくなりますね。

広島市五日市にある「おっきん」は、川乃屋の冷麺が食べられる唯一のお店です。

ファンの間では「おっきんの冷麺を食べると夏が来る」と言われることもあるほど、この季節の風物詩となっています。

今回は、連日大盛況の「おっきん」を取材してきました。

 

川乃屋から受け継いだ「冷麺」

おっきん 冷麺 950円

 

おっきんの冷麺は、かつて八丁堀にあったお店「川乃屋」の味を受け継いだもの。

もともと川乃屋に通っていた店主の沖本佳彦さんが、おっきんの昼営業が開始する2012年のタイミングで、川乃屋の店主さんにレシピを教わったそう。

「知り合いだったこともあり、レシピを教えて欲しいと言ったときも快く対応してくれました。“川乃屋”と名乗って良いよって言ってくれたのもありがたかったです」と、沖本さんは当時を振り返ります。

冷麺はトリプル出汁を使用。カツオと鶏、チャーシューの煮汁を使ったスープは、程よい酸味であっさりしています。

たっぷりのった野菜もスープに絡めていただきます。

 

おっきん 冷麺 950円

 

冷麺に使っている麺は、広島原田製麺の昔ながらの広島の細麺。

喉越しが良く、出汁との相性抜群!スープ自体の味が濃くないので、次々口に運びたくなります。

 

おっきん 冷麺についてくる韓国唐辛子

 

冷麺にはラー油とお酢、韓国唐辛子がついてきます。多くのお客さんが自分好みに味変を楽しむのだそう。

「最初はそのまま出汁と野菜、麺の味を堪能し、途中からトッピングを足して味を変えることが多いです。1杯で何通りもの味の変化を楽しめます」と、沖本さん。

韓国唐辛子は少量でもしっかり辛いので調整しながら追加してくださいね。

 

リピーター続出!ニラキムチがやみつき「ニラ麺」

おっきん ニラ麺 900円

 

和風出汁がベースとなっているニラ麺は、リピーター続出の人気メニュー。

1杯につきニラを1束使用した贅沢な一品です。

 

おっきん

 

冷麺にも使われている細麺も選べますが、沖本さんのおすすめは「福島喜多方の麺」。

加水麺でもちもちしており、麺がのびにくいのが特徴です。

今の麺に行きつくまでに、何度も試食を繰り返したこだわりの麺は、スープと絡みやすくぷるぷる!しっかりとした噛み応えもあります。

 

おっきん

 

中央にのっているのは、自家製ニラキムチ。

白飯にのせてかきこみたくなるほど、香りと辛さがやみつきになります。

ニラキムチは沖本さんのお父さんが作っていたレシピを改良したもので、ニラ麺が登場したときにニラキムチをのせることをひらめいたそうです。

 

ランチメニュー

おっきん・お昼のメニュー おっきん・お昼のメニュー

 

2005年のオープンから常連客に愛されているおっきん

おっきん

 

店内には数多くのスポーツ選手のサインが並んでいるほか、オープン時からの常連さんも多く通っています。

お店の歴史とこれからについて店主の沖本佳彦さんとまり子さん夫婦に伺ってきました。

 

今のまま夫婦でゆっくり自分たちらしさを忘れずに

夜は予約しなければ入れないほど人気のお店「おっきん」。

来店客の多くは常連さんで、お客さんと一緒に時を歩んできた歴史があります。

「大きな目標とかは掲げず、今のままお店を続けていきたい」と話すのは、まり子さん。

常連さんに支えられ、和気あいあいとした楽しい雰囲気を大切にし、このままお店を続けていけるのが理想とのこと。

常連さんから、ずっと通いたいから体調管理気をつけてと、声をかけられることもあり、このまま長くお店を続けていくことを目指しています。

今のお客さんとの繋がりを大切にする気持ちが伝わってきました。

 

おっきんの基本情報とアクセス

おっきん・外観 おっきん・外観

 

五日市のコイン通りを国道2号線に向かって進みます。2号線を渡り八幡川に向かってさらに道沿いに進むと、左手に「おっきん」が見えます。

 

おっきんの基本情報

おっきん・内観 おっきん・内観

 

住所 広島市佐伯区五日市中央7丁目5−14
店休日 月曜・日曜日の夜・第三火曜
※日曜の夜は前日の夜までの予約で対応いたします
営業時間 11:00~14:00/17:30~21:00(LO.20:30)
電話番号 082-922-2626
駐車場 店前2台
※台数に限りがあるためなるべく乗り合わせてご来店ください

 

おおらかな佳彦さんと陽気なまり子さんの2人で営む「おっきん」。料理のおいしさはもちろん、温かい2人の雰囲気に癒されました。

ぜひ、おっきんで食べる川乃屋の冷麺で、夏の訪れを実感してくださいね。

ライター/丸山希

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