【11/24まで】呉市の大和ミュージアムで特別展「映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX-」開催中。『ゴジラ-1.0』や『アルキメデスの大戦』の展示も

2024年7月4日(木)~11月24日(日) の期間、広島県呉市の呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて、特別展「映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX-」が開催されています。

山崎監督はこれまでに『アルキメデスの大戦』『永遠の0』など、戦争を背景にした作品や、軍艦が登場する作品を多くつくられてきました。

この特別展では、実際に映画制作で使用された軍艦の模型やデザイン画の展示とともに、作品に込められた山崎監督の想いも紹介されます。

また、『ALWAYS 三丁目の夕日』、そして最新作『ゴジラ-1.0』で世界を魅了したVFX技術を中心に、映画制作の過程や魅力も紹介されます。

大和ミュージアムは、2025(令和7)年2月中旬から2026(令和8)年3月末まで、リニューアル工事のため休館します。

休館前最後の特別展で、“映画監督山崎貴の世界”を楽しみながら、戦争と平和や、科学技術との向き合い方について想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX-

 

山崎貴(やまざきたかし)監督プロフィール

映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX-

 

2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。

CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)、『永遠の0』(2013)、『STAND BY ME ドラえもん』(2014)など、多くの作品で高い評価を得る。

最新作『ゴジラ-1.0』(2023)は、全米で歴代邦画実写作品興行収入No.1となるなど、数々の賞を受賞。

日本を代表する映画監督の一人。

 

特別展の見どころ紹介・主な展示

 

プロローグ

山崎監督の映画制作の原点となった作品に登場する模型や絵コンテが展示されます。

また山崎監督にとっての戦艦大和の魅力や、戦争を背景にした作品をつくることに対する想いなど、この特別展でしか聞けない映像を含めた特別インタビューが公開されます。

【展示一例】
・『ジュブナイル』 テトラ(撮影で使用された実物)
・『リターナー』 ソニックムーバー(撮影で使用した持道具)/ダグラシップ(模型)
・特別インタビュー映像

 

ゾーン1:山崎監督の描く戦争と、人々の葛藤と成長

映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX- 映画『アルキメデスの大戦』平山案戦艦の模型

 

山崎監督作品の中で、軍艦が登場する作品、戦争を背景にした作品をピックアップ。

実際に映画制作で使用された模型や絵コンテが展示されます。

【展示一例】
・『アルキメデスの大戦』 平山案戦艦/藤岡案空母(青図面と模型)
・『永遠の0』 零戦コックピット(撮影で使用したセット)
・『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 コスモゼロ(ミニチュア)

 

ゾーン2:映画制作からみる科学技術の世界 ―世界を魅了したVFX技術―

映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX- 映画『ゴジラー1.0』ゴジラー1.0スタチュー

 

アナログとデジタルを巧みに組み合わせる山崎監督のVFX技術を中心に、映画制作の過程や魅力が紹介されます。

展示一例
・『ゴジラ-1.0』 ゴジラ-1.0スタチュー/バラック(ミニチュア:当特別展初公開)
・『ALWAYS 三丁目の夕日』 三丁目の町並み(ミニチュア)

 

館長 戸髙一成メッセージ

大和ミュージアムでは、山崎監督の映画作品には何度か協力させていただきました。戦中・戦後の記憶が遠くなってゆくこの時代にこそ、忘れてはならない時代を描く山崎監督作品のメッセージは、あらゆる世代の人たちにとって、とても大切なものだと思います。

中でも日本人にとってゴジラのイメージは、単なる怪獣ではなく、日本人が経験した破壊と復興のシンボルとして受け入れられてきたのだと思います。この歴史的イメージは、呉が歩んだ苦難と復興、そして繁栄の時代を紹介する当館のメッセージと、とても近く感じます。

本特別展では、山崎監督が描く世界を楽しんでいただくと同時に、過去を描くために様々な先端的な技術が生かされていることも知ってください。

これをきっかけに、歴史を通して科学技術と私たちの関わり方や、人々にとって何よりも大切な平和な生活を求めることの重要性について考えていただくことが大和ミュージアムの願いでもあるのです。

 

紹介する作品一覧 

ジュブナイル|2000 / リターナー|2002 / ALWAYS 三丁目の夕日|2005

ALWAYS 続・三丁目の夕日|2007 / SPACE BATTLESHIP ヤマト|2010

ALWAYS 三丁目の夕日’64|2012 / 永遠の0|2013 / 海賊とよばれた男|2016

アルキメデスの大戦|2019 / ゴーストブック おばけずかん| 2022 / ゴジラ-1.0|2023、等

 

映画監督 山崎貴の世界 -映画で描かれた戦争とVFX- 概要

会期 2024年7月4日(木)~11月24日(日)
場所 大和ミュージアム1階 大和ホール(広島県呉市宝町5-20)
開館時間 9:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日 火曜日、7月10日(水)はメンテナンス休館
※火曜日が祝日の場合は翌日休館
※7月21日(日)~8月31日(土)は無休
入館料 一般(大学生以上) 1,200円(800円)
高校生 800円(600円)
小・中学生 500円(400円)
※常設展とのセット料金
※()内料金は特別展のみの料金
※呉市内在住、在学の高校生以下は無料
アクセス 【交通機関利用の場合】
JR呉駅より徒歩約5分
フェリーの場合、呉港から徒歩約1分
路線バスなどの場合、呉駅前から徒歩約5分
【車利用の場合】
広島呉道路坂北ICより約30分
東広島呉自動車道阿賀ICより約10分
※その他詳細なアクセス情報はこちらをチェック
駐車場 有料駐車場(1時間100円、65台)あり
※その他周辺駐車場についてはこちらをチェック
お問合せ 大和ミュージアム TEL:0823-25-3017
公式サイト https://yamato-museum.com/

 

ひろしまリード編集部

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