あつこおねえさんと考える、親子のコミュニケーション
今月4日にイオンモール広島府中で行った公開収録の様子をお届けします。
ゲストに、NHK『おかあさんといっしょ』21代目「うたのおねえさん」を務めた“あつこおねえさん”こと小野あつこさんをお招きして、会場にお越しいただいた親子100組と一緒に「親子のコミュニケーション」について考えました。
公開収録の様子
【親子のコミュニケーションの影響】
親子でコミュニケーションを取ることで、信頼関係が生まれ、子ども自身のコミュニケーション能力も高まると、安田女子大学の五十嵐 亮准教授は言います。
コミュニケーションの影響
あつこおねえさんは、コミュニケーションを取る上で、同じ目線で心を開いて、相手の話に耳を傾けることを大切にしていると話します。
親子のコミュニケーション不足を感じる?(育てるを考える「KIDSNA STYLE」調べ)
親子のコミュニケーション不足を感じるとき
一方、9割以上が親子のコミュニケーション不足を感じているというデータが。
会場にいる親子に話を聞くと、
「下の子に構っているときに、上の子の話を聞けていない」
という声がありました。
【歌や朗読、あつこおねえさんがおすすめるコミュニケーションの形】
「歌は人と人との距離をぐっと縮まる素敵なものだと思います」
と、あつこおねえさん。
歌が一つのコミュニケーションになるそう。
簡単にできる歌のコミュニケーションでおすすめなのは、「手遊び歌」。
幅広い世代でできる『おべんとうばこのうた』を披露
歌以外に、「朗読」も親子でコミュニケーションを取るおすすめの方法なんだとか。
違うイベントで朗読を披露した際、子ども達が集中して聞いてくれ、いろいろな感想をもらえたそうです。
読み聞かせの効果
しかし、「読み聞かせ」に関する親の本音は…。
読み聞かせが負担に感じることはありますか?(講談社コクリコ コクリコラボアンケートより)
およそ6割の母親が負担に感じているという結果に。
時間がない、絵本選びに悩むという声もあります。
絵本選びに関して、あつこおねえさんは、
「子どもの年齢にあった本を、詳しい店員さんに相談するといいと思います」
とアドバイスします。
そこで、フタバ図書で聞いた絵本の人気ランキングをご紹介。
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第5位 『だいじだいじどーこだ?』(大泉書店 1,320円)
第4位『大ピンチずかん2』(小学館 1,650円)
第3位『大ピンチずかん』(小学館 1,650円)
第2位『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』(世界文化社 1,760円)
第1位『パンどろぼうとほっかほっカー』(KADOKAWA 1,430円)
パンどろぼうとほっかほっカー(著者:柴田ケイコ)
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絵本人気ランキング1位に輝いた『パンどろぼうとほっかほっカー』は、おいしいパンを探し求める大泥棒が主人公の人気シリーズ。
公開収録では、シリーズ第1作目をあつこおねえさんに読み聞かせしていただきました。
あつこおねえさんによる読み聞かせの様子
歌も読み聞かせも、人それぞれの良さがあると話すあつこおねえさん。
親子のコミュニケーションを考えるきっかけとなるイベントでした。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年5月15日放送)
ライター:神原知里