めざせ!育児疲れからの卒業「ずるい子育て」のススメ
しつけ。勉強。叱っても聞かないわが子にイライラ。
そんな育児疲れから脱却できるかもしれない「ずるい子育て」について解説します。
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【育児疲れを感じてますか?】
「育児疲れを感じるか?」広島の街でアンケートを行いました。
「トイレトレーニングが上手くいかずイライラします」
「自分が熱を出すと頼れる人がいない」
と、育児疲れを感じていると話す親が多い中、育児疲れを感じないという意見も。
「僕の会社は残業が全くないので、17時過ぎには帰れる。(家事育児を)ため込まずにできているのかなと」
と、孤立せずに、誰かと家事育児を分担できているという人は、育児疲れを感じにくい傾向があるようです。
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【育児疲れを感じる原因とは?】
なぜ、育児疲れを感じる人が多いのでしょうか。
教育評論家の親野智可等(ちから)さんは、時間のなさから個々の余裕がなくなってしまうことと、日本人の真面目な国民性が負の連鎖を招いていることが原因なのではないかと考えます。
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では、育児疲れとどう向き合えば良いのでしょうか。
親野さんは「ずるい子育て」を提唱します。
「ずるい子育て」とは、優先順位をつけて無駄な労力をはぶき、子どもの自立を促すこと。
親子関係が良好であれば、親が手を抜いても自立を促せると親野さんは言います。
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【ずるい子育て術、実践してみた】
育児疲れを感じているという2児の母・さやかさんにご協力いただき、ずるい子育て術を実践していただきました。
子ども達が学校から帰ってきた後、ランドセルの片づけをせず、提出プリントの把握に困っていると悩んでいるそう。
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この悩みをストレスなく解消する方法を親野さんに聞きました。
「広くて浅い箱を置いておく。子どもが(学校から)帰ってきたらランドセルの中身をその箱にとりあえず全部出そう。中身を出すことで子ども自身も宿題やプリントなどを意識できる」
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早速、さやかさんに協力いただき、数日にわたり検証。
すると、子どもの意識に変化が…。
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検証2日目で、ランドセルの中身が箱に出ている!
母親が注意することなく、提出プリントの確認に成功しました。
「どうせすぐできなくなる」と話していた子どもたちですが、検証後もこの方法を継続しているそう。
他にも、おすすめのずるい子育て術があります。
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これらの子育て術も、さやかさんに実践していただいたところ、
「叱るより楽しんでできた。子ども達もおもしろがってくれるので、イライラは軽減された」と、育児疲れの軽減に手ごたえを感じている様子。
叱るのではなく、ユニークなアプローチを加えてみることが育児疲れ卒業のきっかけになるのかもしれません。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年4月24日放送)
ライター:神原知里