黄色に染まった菜の花畑で復興を【地球派宣言】
2020.04.17
2022.04.28
ミツバチが蜜を求めてやってくる花畑。
一面に広がる黄色い花は「菜の花」です。
竹原市田万里町(たまりちょう)では、2年前から菜の花を植えてきました。
きっかけは、西日本豪雨災害です。
降り続いた雨で川が氾濫し、田万里町の田園風景は一変しました。
被災後、全国からやってきたボランティアの人たちによって水路など復旧されました。
東京から、ボランティアとしてかけつけた井本さんは田万里町出身。落胆した地域の人たちを元気づけようと「田万里有機あぶらの里プロジェクト」を立ち上げました。
田万里町を横断する国道2号沿いを菜の花畑にして、菜種あぶらを取り、揚げパンを作って商品化しようというものです。
菜の花は、稲の栽培と真逆のシーズンに栽培できるため、田んぼの裏作に適しているといいます。暖かくなるこれからの季節、その美しさを満開にします。
菜の花は、白菜やカブ、小松菜、広島菜といった黄色い花を咲かせるアブラナ科アブラナ族の総称なのだとか。
黄色は幸せの色。黄色い菜の花で、地域の人にも幸せを届けたいといいます。
春の陽気に誘われて、蝶やミツバチたちも、黄色い花畑で楽しんでいるようです。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年4月15日放送)