かさ増し無し!いちごパフェが人気の朝日コーヒーショップこだわりランチ&コーヒー|広島市中区
広島市の中心街にある「朝日コーヒーショップ」は、1950年創業の老舗喫茶店。昔ながらの食事やコーヒーは、古くからの常連さんだけでなく、若い人にも人気です。
普段の食事はもちろん、2月になると期間限定で「いちごパフェ」が食べられる喫茶店としても注目を集めています。
今回は、いちご好きの編集部が野菜カレーランチといちごパフェを取材してきました。
春しか食べられない!いちごパフェは贅沢にかさ増しなし
いちごパフェ1,100円(税込)
期間限定で食べられる「いちごパフェ」は、幅広い年代、性別の方に愛されているデザート。
数年前、偶然倉庫からパフェグラスが発見されたことをきっかけに、メニュー化した奇跡の一品です。
かさ増しなし&いちごは6個使用!シンプルで贅沢
使う品種にこだわるのではなく、粒の大きさや旬、構成にこだわっているいちごパフェ。使用しているいちごは約6個と贅沢にたっぷりいちごが乗っています。
古い付き合いの業者さんが、朝日コーヒーショップのパフェに合った品種と大きさのものをセレクトして卸しているため、いつでも”今”が食べごろのいちごパフェが食べられます。
また、コーンフレークやスポンジなどでかさ増しをしておらず、バニラアイス、いちごジャム、ホイップクリーム、いちごの4つで構成。
使われているバニラアイスも昔ながらのカスタード感があり濃厚。どこか懐かしさも感じられます。
いちごの酸味とホイップクリーム、バニラアイスの甘さのバランスが良く、最後まで飽きずに食べ終わりました。
ちなみに、全体のバランスや甘さはコーヒーに合うようにも調整されています。男性のお客様が一人でいちごパフェとコーヒーを注文することも珍しくないとのこと。
なお、いちごパフェは11:30からの提供です。
いちごパフェメニュー
喫茶店ならではのやさしい味の野菜カレー
自家製野菜カレー 1,050円(税込)
サラダとミニドリンクがついた「自家製野菜カレー」は、ボリューム満点で男性だけでなく女性にも人気のフードメニューです。
ライスには薄焼き卵が乗っているほか、ルーにはたくさんの野菜がごろごろ入っています。
トッピングされている野菜は、ジャガイモやニンジン、玉ねぎなどの定番だけでなく、きのこやナス、ピーマン、カボチャも。
どれもしっかり火が通っているので、柔らかくカレーに馴染んでいます。
カレーのルウは、辛すぎずスパイスは控えめ。野菜の甘さを引き立てる中辛くらいの辛味に仕上げられています。
ルウの調合にはこだわっており、オーナーの杉野さんは「カフェや本格的なカレー屋が流行る中、朝日コーヒーショップは喫茶店なので家庭的な味を目指しています。コーヒーと一緒に食べてもお互いの味を損なわないよう、スパイスは控えめなんですよ」と、話します。
ちなみに、ご飯の量もボリューミーですが、一度も何グラムあるのか計ったことがないそうです。
薄焼き卵のまろやかさも相まって、やわらかい家庭的な味が口に広がります。
食事メニュー
ネルドリップで淹れたコーヒーはバランス◎
朝日オリジナルブレンドコーヒー 500円(税込)
朝日コーヒーショップのコーヒーは、ネルドリップで抽出されています。開業当時はサイフォン式だったようですが、時代の流れとともにネルドリップへ移行。
「ネル」と呼ばれる布を洗って繰り返し使う抽出方法なので、紙のフィルターよりやわらかく甘い口当たりになるのが特徴です。
そのときのネルの状態に合わせて抽出を変えているため、安定しておいしいコーヒーがいただけます。
「朝日オリジナルブレンドコーヒー」は、酸味や苦味、コクのトータルバランスが良くなるようにブレンドされており、苦味が強くなくしっかり深いコクがあります。
コーヒーだけで楽しむのはもちろん、パンやデザートとの相性も◎
こだわりの高級フレッシュがマッチ
朝日コーヒーショップのコーヒーフレッシュは、高級な動物性のものを採用しており、一般的な植物性のものよりコクやまろやかさがあります。
広島市内でも動物性のフレッシュを使っているお店は限られており、フレッシュのおいしさからわざわざ朝日コーヒーショップに足を運ぶファンもいるのだとか。
オーナーの杉野さんもフレッシュにこだわりを持っており「物価も値上がりしていますが、それでもフレッシュの質は落とせない。価格面だけでなく実は管理も大変なんですよ。動物性のフレッシュは固まりやすい。それでも、今のフレッシュにこだわりたいです」とのこと。
フレッシュを入れると、甘味がプラスされコーヒーのパンチを少し包み込んでくれるような味わいになりました。
朝日コーヒーショップの基本情報とアクセス
朝日コーヒーショップ・外観
中央通りとえびす通り商店街が交わる交差点を、フクヤアディクトがある方向に曲がったすぐのビル「大内ビル」の地下に朝日コーヒーショップがあります。
近隣には「テッラ・ナチューレ」や「むすびのむさし」があるため、目印にしてください。
朝日コーヒーショップの基本情報
朝日コーヒーショップ・内観
住所 | 広島市中区堀川町5-1 大内ビル地階 |
TEL | 082-247-0001 |
営業時間 | 8:00~19:00(LO.18:30) |
定休日 | 2024年4月から第2・第3水曜日 ※3月20日(水・祝)営業 |
公式サイト | https://www.asahi-coffee.com/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/asahicoffeeshop/ |
ビルの地下にある朝日コーヒーショップは、別世界に迷い込んだようなレトロな雰囲気の喫茶店。モーニングからデザートまで、昔ながらの作り方や味を守っており、懐かしさを感じられます。友だちや家族はもちろん、1人でゆっくりコーヒーを楽しみたいときにもおすすめですよ。
ライター/丸山希
※紹介している内容は2024年3月取材時点のものです。公開後内容が変更している可能性があります。