子どもの習い事事情を調査・続けるべき?辞めるべき?そんな悩みに専門家がアドバイス
子どもの習い事事情を調査。
習い事をすることによるメリットや、子どもを見守る親が抱える悩みについて、専門家から話を聞きました。
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【習い事をするメリットとは?】
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習い事に通うことは、子ども達にどんな影響を与えるのか。
人気漫画『ドラゴン桜』の指南役を務めた教育評論家の親野 智可等(ちから)さんに話を聞きました。
「習い事をすることのメリットとしては、習った技術が身に付くことと、習い事に行くとお友達や先生とコミュニケーションを取るので人間関係のスキルが上がります。学校と家庭以外に自分の居場所が見つかるという良い面もありますよね」
また、本人が好きな習い事をやっている場合は、幸福度が上がり、自己肯定感が上がるそうです。
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さらに、子どもを見守る親の姿勢も大切だと親野さんは語ります。
「親は応援団に徹する。日頃からお子さんをよく観察するというのが大事。よく見ていれば、自然に子どもの好きなことがみつかる」
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【親が抱える悩みにアドバイス】
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ママプロジェクトJapanによるアンケートを見ると、多くの親が子どもの習い事について悩みを抱えていることが分かります。
今回、習い事をするお子さんを持つママさんたちに集まっていただき、どんな悩みを抱えているのかを聞きました。
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息子さんの要望で習い事が4つに増えたと話すママさんは
「4月から(子どもが)小学生になるので、習い事を減らしたいなと思っているんですけど、息子は『辞めたくない』と言っていて。サッカーを習っているのですが、強いチームに入りたいと。そうすると夜も遅くて心配ですし、送迎が結構大変そう」
と漏らします。
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「子どもの習い事を辞めさせたいと思ったことがあるか?」
という質問に対して、3人のママさんが「はい」と回答。
「辞めさせたいというわけではなく、親の意志で始めさせた習い事は、1~2年続けたら卒業して、次は自分がやりたいことをさせてあげたい」
「『今日行きたくない』って言う日がある。それなら辞めたら?みたいな(笑)」
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子どもが習い事に行きたくないと言ったときは、話をよく聞いてあげることが解決につながると親野さんはアドバイスします。
「子どもの気持ちを共感的に聞く。アドバイスや励ましは良くない。たくさん聞くと事情が見えてくる。例えば、ピアノは好きだけど先生と上手くいかない、とか。それであれば教室や先生を替えればいい」
他にやりたいことがあるという場合は、辞める方向に進めても良い、と親野さん。
また、子どものスキルに行き詰まりを感じても、子どもが好きなことなら続けさせてあげた方が良いと話します。
「親から見たら上手くなくても、本人が好きなら続けさせた方がいい。習い事は手段。習い事は子どもの幸せのため。そういった本来の意味に立ち返る必要がある」
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習い事は手段であって目的ではない。
「子どもの幸せのため」という本来の目的を考えて親子で楽しむことが、習い事が続く秘訣なのかもしれません。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年2月28日放送)
ライター:神原知里