ソメイヨシノに迫る寿命【地球派宣言】
2020.04.10
2020.04.17
広島市内は、桜が満開を迎えています。
「桜」で、思いつくのはソメイヨシノではないでしょうか。
そのソメイヨシノは今、老齢化が進んでいます。また、5割以上が何らかの病気にかかっているため、いずれ朽ちて倒木してしまう恐れがあり、早めの除去が必要となっているそうです。
ソメイヨシノは「寿命60年」という説があります。
多くは、昭和時代の高度経済成長期に植樹されたといわれ、60年以上が経つものもあります。
桜の名所の宮島では、美しく咲き誇る満開の桜の中に、「こぶ病」という病気にかかった桜があります。「こぶ病」が発生したところは必ず枯れてしまうそうです。
(C)HOME「こぶ病」は、ソメイヨシノの天敵で、厄介な木の伝染病。発生すると、基本的には切除するしか退治する方法がないそうです。
広島市内のソメイヨシノにも、「こぶ病」が広がっているといいます。
日本には、ソメイヨシノ以外の品種の桜が、約600種類あるそうです。
鮮やかなピンク色の花びらが特徴で、愛媛県で誕生したという「陽光(ようこう)」や、東京の神代植物公園で発見されたという「神代曙(じんだいあけぼの)」。茨城県で誕生した小ぶりで可愛らしい「舞姫(まいひめ)」など。
(C)HOME
桜の代表格であるソメイヨシノに伝染病が蔓延してしまったらどうなるのでしょうか。
きちんと手入れをして管理をすれば、伝染病の発生も防げ、寿命も長くなるはずです。
来年の春も、美しいソメイヨシノを愛でたいものです。
広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!』
地球派宣言コーナー(2020年4月8日放送)