【アベレン】カープ松山選手と、病と闘う男性との物語
元広島東洋カープの“アベちゃん”こと安部友裕さんと、“レン”こと中田廉さんの2人によるドライブ旅「アベレン」。カープの松山竜平選手と、病と闘う男性との物語をご紹介します。
前回のアベレン:https://hread.home-tv.co.jp/post-345339/
【黒瀬町の喫茶店に行きたい理由】
またもや指令カードを出す松山選手
道の駅を後にした一行。最後に向かうのは、黒瀬町にある「喫茶店 えんどうまめ」。
個人的にどうしても行きたい場所、と松山選手が語るこの喫茶店。
その理由は?
「ユニホームにサインを頼まれて。頼んできた人の友人が俺のファンみたいで。
喫茶店をしているんだけど、癌になってしまって、元気づけてほしいっていうことでサインをして。元気になったみたいなので会いに行きたいなと」
番組出演が決定し、事前にお願いしたアンケート。黒瀬町の喫茶店のマスターに会いたいと答えてくれていた松山選手
松山選手は喫茶店の名前もマスターの名前も知らない状態でした。
そこで、『アベレン』が奮起!
お店を調べて探し出すことに成功しました。
『アベレン』やるやん!
実は、松山選手と喫茶店マスターの物語は、中国新聞でも紹介されていました。その記事に掲載された写真が、お店を見つけだす手がかりとなりました。
【感動のご対面】
「喫茶店 えんどうまめ」に到着。
マスターには、番組の特集取材をするとだけ伝えており、松山選手が来ると伝えていません。
いざ、サプライズ訪問。
感動のご対面
「松っちゃん…(ハート)」と感無量な様子のマスター
「おかげで元気になった」と話すマスターの脇 邦彦さん。地元・黒瀬町で、長年愛される喫茶店を家族で経営しています。
2022年に膵臓がんが発覚。
ご家族ですら「もうダメなのかな」と思ってしまっていたと話します。
味覚障害になったり、気を失うこともあったそう
闘病中の支えとなったのは、大好きな松山選手の活躍。
「『鹿児島のじいちゃん、ばあちゃん』っていうあのインタビュー。あれで(松山選手の)人柄が好きになった」
と話すマスター。
カープファンなら誰もが知る松山選手のインタビューフレーズ
松山選手とマスターをつないだのは、マスターの中学からの同級生たち。
膵臓がんになったマスターを励ますために、同級生たちが松山選手宛に手紙を書いてくれたのです。
「ずっと応援してくれてると聞いていたし、友人の方から強く頼まれたと言われて。協力しないと男じゃねぇなって」
マスターの手術後、手紙を目にした松山選手から贈り物が届いたのです。
松山選手が贈ったサイン入りユニホームとグローブ
手紙を書いてくれた友人たちと、マスターの奥様も、松山選手とサプライズ対面。
絵に描いたように驚いてくれるご友人。テレビ的にはありがたい
松山選手に会い、思わず涙ぐむマスターの奥様
さらに、この日、松山選手は自身が使っていたバットをマスター夫婦にプレゼント。
「今年はお身体に気をつけて。球場で待っています」
と松山選手。
プロアスリートとしてあるべき姿勢を見せていただきました。
次回、元サンフレッチェ広島の森﨑浩司さんが『アベレン』に参戦。
お楽しみに。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年2月13日放送)
ライター:神原知里