投資初心者必見!新NISAをFPが徹底解説

家計相談歴30年のファイナンシャルプランナー(FP)、波多間 純子さんに、今年から制度が新しくなった「NISA」について徹底解説していただきました。

 

【NISAとは?】

 

NISAは「Nippon Individual Savings Account」の略

 

NISAは「小額投資非課税制度」と呼ばれ、NISA口座で購入した金融商品から利益が出た場合、上限はありますが、利益に税金はかからない制度です。
本来、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座は上限内であれば税金はかからないという大きなメリットがあります。

 

NISAの仕組み

 

【NISAを始めるには?】

NISAを取り扱っている金融機関(証券会社や銀行など)で口座を開設し、その口座で一定金額の範囲内で金融商品(株式や投資信託)を購入すれば、誰でもNISAを始めることができます。

 

NISAを始める2ステップ。WEBで気軽に口座開設ができる金融機関も多い

 

欲しい金融商品を扱っている金融機関で口座を開設することがポイントです。

 

【新NISAが今年1月からスタート】

NISAは今年1月から、年間投資枠の拡大や非課税枠の拡大など、制度が大きく変わりました。これまでNISAをしていた人も、別枠で新NISAを使うことができます。

 

これまでのNISAと新NISAの比較

 

新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に種類が分かれており、それぞれ投資できる商品が異なります。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した株式投資信託に限定されています。一方、成長投資枠は、投資信託だけではなく上場株式など、目的に合わせた自由な投資が可能です。

 

つみたて投資枠と成長投資枠

 

【どうやって運用すればいい?】

NISAを始めたいけど、どの商品を買えばいいのか分からない…。
そう悩む人も多いのではないでしょうか。

波多間さん曰く、投資には基本の考え方となる“3つの分散”があると話します。

 

3つの分散

 

値動きするものは、いくら儲かるかが分からないため、
金額分散、時間分散を意識して、毎月決まった金額を一定期間投資する「つみたて投資」をすることが初心者にはおすすめなんだそう。

また、保有する資産を分散させてリスク軽減を考えることも重要です。
投資先の国が分散されている、株式や債券など資産の種類を分散するといった投資を考えてみましょう。

 

インデックスファンドなど、手数料が安く資産分散投資ができているものが初心者にはGood

 

投資はあくまでも自己責任。制度を正しく理解し、運用を考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年1月9日放送)

ライター:神原知里

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