気をつかう!帰省の憂鬱・ストレス軽減方法について考えた

もうすぐ年末年始。実家に帰省するという人も多いのではないでしょうか。

しかし、約6割の人は帰省が憂鬱というデータも。

帰省ストレスを軽減するにはどうすれば良いのか、エッセイストの犬山紙子さんと考えました。

 

妻に聞いた 義理の実家に帰省することは憂うつですか?(Greeden調べ)

 

【帰省についての本音を聞いてみた】

 

妻に聞いた 憂うつになる理由(Greeden調べ)

 

「気をつかわないでね」と言われても気をつかってしまう!と話す犬山さん。

また、小さな子どもを連れた長距離移動は負担になるというご意見も。

広島の街で帰省について話を聞いてみました。

 

「帰省する準備や戻ってきたときの片づけが疲れる」

「気はつかいます。ストレスを感じたこともなくはない(笑)」

 

と話す子育てをしているママさん達。

 

義理の実家に帰省した際、嫌な経験をしたことはありますか?(Greeden調べ)

 

一方、夫が妻の実家へ行くときはどうなのでしょうか。夫側の意見も聞いてみました。

 

「ちょっと気はつかう。何か買って行こうかと言っても断られることも」

「たぶん、義父の方が気をつかっているのでは…」

 

帰省を迎える側の本音についても、街で聞いてみました。

「今は息子の妻が帰ってきても『私がやるから』と。自分が嫌だと思ったことは息子の妻にはさせたくない」

 

帰省する側・迎える側、それぞれの思いを聞くことができました

 

【帰省ストレスを軽減するには?】

帰省ストレスを軽減するにはどうすれば良いのでしょうか。

公認心理師でメンタルケアコンサルタントとして活躍する大美賀 直子さんに、その方法を教えていただきました。

 

「時間のバウンダリーと、空間のバウンダリーを意識しながら付き合うのが良いと思います」

 

バウンダリーとは、自分と他人との間に引く境界線のこと。

お互いの領域を超えないことが重要だと、大美賀さんは話します。

 

時間のバウンダリーと空間のバウンダリー

 

しかし、一人の時間をつくるのは気が引ける、という人もいるのでは?

「一人になりたいと思うことは、人間としてとても自然なこと。自分の時間を持ちたいと明るく伝えると良いと思いますし、義両親にも気を使わせずに済む」

 

“遠慮は最大の敵”ということですね。

また、帰省先でよくある「手伝わなくていいよ」と言われたときの対応についても、アドバイスをいただきました。

 

「自分がどうしたいかで決めれば良い。手伝うも休むもOK。変に勘繰らず、まずは相手の言葉通りに受け取れば良いんじゃないかな」

 

大美賀さんのアドバイス

 

こうした話を、事前にパートナーとしておくのも良いかもしれませんね。

帰省ストレス軽減ポイント、試してみては。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年12月13日放送)

ライター:神原知里

 

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