お祝い・記念日は雰囲気◎なカプシーヌのカジュアルフレンチ|広島市佐伯区
年末年始が目前に迫り、慌ただしい日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか?クリスマスや年越しといった年末の行事にくわえ、年始の予定を立て始めているひともいるかもしれませんね。
広島市佐伯区にある「restaurant capucine(レストラン カプシーヌ)」は、お祝いごとやイベントにぴったりのコースメニューが魅力のお店です。
今回は、イベント大好きな編集部が人気の秘密を取材してきました。ランチは予約がすぐ埋まるため、早めのチェックがおすすめです!
特別な日のランチはコースで優雅に
ランチコース 3,190円※前日までの要予約
その時期の旬の食材や仕入れに合わせて内容が組まれており、多くのお客さんが注文しているランチコース。
内容は、前菜プレート、季節のポタージュ、ライ麦パンと自家製バター、お魚料理、お肉料理、季節のデザート、珈琲or紅茶の全7品となっています。
SNS映えの前菜プレートは北広島の野菜を使用
前菜プレート
前菜を少しずつたくさんの種類が食べられる「前菜プレート」。旬を意識して、8〜10種類並ぶよう作っているそうです。サラダに使っているベビーリーフは北広島町のもので、無農薬かつ独特な栽培方法で野菜の味が濃いのが特徴とのこと。
12月現在は冬野菜を使った前菜が充実しており、ムースやテリーヌ、ブリュレでいただきます。どれも素材の味を活かした調理がされており、シンプルな味なのでお互いを邪魔しません。
国産豚肩肉のロースト ~柿のピュレとシェリー酒風味のソース~
国産豚肩肉をを使った肉料理は、やわらかく脂も少ないので重たくありません。酸味のあるシェリー酒風味のソースでさっぱりと、柿のピュレで甘くと、味変も楽しめます。
真鯛と下仁田葱のグラチネ
土台となる下仁田葱と白ネギ、カブは、バターでしっかりソテーしており、野菜の持つ甘みが凝縮されています。
真鯛の身はふっくらしていますが、パン粉をまぶしてオーブンでさっくり焼き上げることで、食感も楽しめました。
りんごのテリーヌ ~キャラメルのアイスクリーム~
りんごのテリーヌ ~キャラメルのアイスクリーム~
12月のデザートは、「金柑のコンポートとチョコレートのパルフェグラッセ」と「りんごのテリーヌ ~キャラメルのアイスクリーム~」の2つから選べます。今回は、りんごのテリーヌ ~キャラメルのアイスクリーム~をいただきます。
紅い皮が印象的な”紅玉”をコンポートにしてからテリーヌに仕上げた一品。りんごのシャキッとした食感を残しつつ、しっとりと煮込まれており、やさしい気持ちになれるテリーヌです。
添えられたキャラメルのアイスクリームからは、甘さと濃厚さを感じられます。それぞれ食べるのはもちろん、テリーヌにアイスクリームを乗せていっしょに食べてもおいしいですよ。
デザートは食後の珈琲との相性が良く、最後まで楽しめます。
コース全体がエンターテインメント性が高い内容で、スタッフさんの心配りも行き届いており、1本の映画を見終わったような満足感が得られました。
12月の3,190円ランチコースメニュー
ランチコースは今回紹介したもの以外に、2,500円のコース、2,750円のコースがあります。1月は季節に合わせて内容の入れ替えも行われる予定です。
詳しくは公式Instagramをご覧ください。
ランチドリンクメニュー
ランチと合わせて楽しめるドリンクもあり、ほとんどの方が注文されます。アルコールのほか、ノンアルコールのスパークリングもあるため、お昼のお祝いシーンにもぴったりです。
地元出身オーナーシェフのこだわりと地域への想い
佐伯区五日市出身のオーナーシェフである松村さんがオープンさせた「restaurant capucine」は、地元への想いや料理人としてのこだわりが詰まっています。
お店や料理のこだわりと、今後について伺ってきました。
食材だけでなく調理方法にもこだわりを
ベビーリーフは北広島町のものを仕入れるなど、広島県産の食材も使う一方で、”こだわりすぎないというこだわり”も持っている松村さん。
「養殖は使わない。産地を限定する。形の良さを重視する。など、食材に対する固定概念があると、どうしても行き詰ってしまう」と、話してくれました。
「それよりも、料理の仕方でおいしく食べられることを考える方が合理的。例えば、見た目が良くない野菜はソースやドレッシングにすれば、形は関係ありません」とのこと。
「一定の基準を満たしていれば、そこからおいしくできるかどうかは、作り手次第。そこはプロなので任せてください(笑)」松村さんは笑顔で語ってくれました。
実際、どの料理も素材を活かした調理がされており、ソースひとつとっても、手が込んでいるのがわかります。
お店を通して地元を盛り上げる役割を担いたい
五日市で生まれ育った松村さんは、10年ほど大阪で飲食の経験を積んだのち帰郷。人口減少が問題視されている日本ですが、五日市も例外ではないかも……と思えたのがお店を作るきっかけになったそうです。
「お店がある通りは静かで、イベントを楽しんだりフレンチが食べられたりするお店がなかったんです。地域の人々に愛される食事と場所を作りたい、地元を盛り上げるために立ち上がってみよう。と思い今のお店のコンセプトになりました」
今では、毎月通う地元の人もいるほど、地域に根付いたお店に育っています。
「常連さんが多いので、何回食べても飽きないメニューを日々勉強しています。お客さんと長く関係性が続くのが理想です」と、話す松村さん。
遠方から来られる人、特別な日に利用してくれる人はもちろん、地元の人々に支えられているrestaurant capucineですが、今後はもっと地域を盛り上げていきたいそうです。
「大阪の10年間の間に、フレンチだけでなく、さまざまなジャンルの飲食に携わってきました。自身の経験をいかせる”食”があると思うので、それらを取り入れた町おこしにも興味があります」と、意気込みも語ってくれました。
お店が1周年を迎えた2023年。今後の活動からも目が離せません。
restaurant capucineの基本情報とアクセス
restaurant capucine・外観
JR五日市駅の北口からロータリーを抜け、県道199号線を直進。駅前2丁目交差点を駅を背に直進し、駅前橋を渡ってすぐを左折。右手にrestaurant capucineが見えます。
近くには「ドラッグセガミ」や「皆賀公園」があり、道向かいには「田舎ぢゃや」があるため、目印にしてください。
restaurant capucineの基本情報
restaurant capucine・内観
住所 | 広島市佐伯区皆賀3-22-26-5 |
TEL | 082-961-4839 |
営業時間 | lunch 11:00~15:00 (11:00〜、13:00〜2部制) dinner 18:00~22:00(最終コーススタート19:30、アラカルトLO.20:30) |
定休日 | 水、ほか月2回不定休あり 詳しくはInstagramで更新 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/restaurant_capucine/ |
予約方法 | 電話、ホットペッパー 時間帯によっては電話対応が難しい場合があります |
※営業時間が予約サイトと異なりますが、現在の内容は上記の通りです。
五日市駅前の賑やかな通りを抜けると、一気に静かでのどかな景色が目の前に広がります。店内の大きな窓からは外の自然が見られ、日々の疲れを癒してくれます。
年内のランチ予約は残り少なくなっています。年明けの予約にはまだ余裕があるそうなので、気になる人は早めの予約がおすすめです。なお、3月4月は合格祝いの予約も増えるとのこと。イベントの予定がある人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
ライター/丸山希
※紹介している内容は2023年12月取材時点のものです。公開後内容が変更している可能性があります。