大型倉庫店「コストコ」。大容量の商品が多いが故に、

「量が多いので、娘やお友達で分けている」

「冷蔵庫も冷凍庫もパンパンになる」

といったお悩みも。そうしたお悩みを解決してくれるのが、コストコ再販店。

少量で気軽に楽しめるコストコ再販店をご紹介します。

 

【Costluck】

まず向かったのは、広島県福山市にある「Costluck」。

 

Costluck店内の様子

 

月に1～2回の頻度で来店するお客さんが多いよう

 

2021年6月にオープンしたCostluck。店内に並ぶ商品はおよそ5～600種類と充実しています。

通常、コストコを利用するには会員にならなければならず、4,000円以上の年会費が必要になります。しかし、コストコ再販店では年会費が無料。誰でも利用することができ、通常であれば大容量の商品も、店舗で小分けにして販売しているんです。

 

正規のビジネス会員であれば、購入した商品を再販売することは問題無い

 

Costluckを運営している株式会社ハートロードの山本かおりさんに話を聞きました。

「元々軽貨物の配送をメインでやっていましたが、自分で何か荷物を入れようという発想から、コストコの商品を仕入れてネットで買ってもらって、福山市内を配達しようと始めました」

しかし、いざ始めてみるとネット販売よりも店舗に足を運ぶお客さんが非常に多かったそうで、販売店をメインにすることに。

 

開店当初がコロナ禍の真っただ中だったため、広島市まで行けない福山市民の心に刺さり、人気が急上昇したんだとか

 

Costluckの人気ベーカリー

 

毎週5～6日は仕入れに行っているという山本さん。

新商品や入荷待ち商品のチェックは怠りません。

輸送費や容器代なども含め、お店での販売価格は従来のコストコに比べて30％程上乗せされています。少し割高にはなりますが、

「ガソリン代や高速代を考えれば気にならないし、少量で気軽に買える」と、お客さんは納得している様子でした。

 

お試し感覚で商品を購入できるのも再販店の魅力

 

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Costluck
広島県福山市引野町1-4-22
TEL：090-1359-3931
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【アルプスコーポレーション】

広島市内にもコストコ再販店があると聞き、向かったのは「アルプスコーポレーション」。

お店の前には車がずらっと並んでいる、いわゆる車の販売店。

 

アルプスコーポレーション

 

「小さな車販売店なので入りづらいのではと思っていたので、気軽に立ち寄ってもらえるようにコストコの再販店を始めました」

と話すアルプスコーポレーションの中川里沙さん。

 

商品数は約300点。お菓子や日用品だけではなく、冷蔵商品も小分けにして販売しています。

 

大容量のお菓子も小分けにして販売

 

ヨーグルトや飲料なども取り扱っています

 

このお店も仕入れ価格に20～30%上乗せして販売しているそう。

また、このお店がまだあまり知られていないということもあり、1日に来店するお客さんはそんなに多くないんだとか。そのため、総菜などの食品系は無計画に仕入れるのではなく、あらかじめ注文と受取日時を聞いたうえで仕入れるサービスを行っています。

 

お客さんの注文を聞いて仕入れる受注販売を行っている

 

コストコ再販店を始めてから、本業である車の売り上げも3倍アップしたんだとか。

さまざまな可能性を秘めたコストコ再販店。今後も目が離せません。

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アルプスコーポレーション
広島市安佐南区大塚西1-14-30
TEL：082-848-3103
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広島ホームテレビ『ピタニュー』（2023年11月7日放送）

ライター：神原知里