【広島県内に21軒】人気を集める「道の駅」を2つご紹介

日本で初めて「道の駅」が誕生して30年。

国土交通省によると、広島県内には21軒の施設が道の駅として登録されています。

今回は、広島県内で人気を集めている道の駅をご紹介します。

 

道の駅の歴史

 

【道の駅アリストぬまくま】

まず向かったのは福山市にある「道の駅アリストぬまくま」。

 

道の駅アリストぬまくま

 

朝9時頃に取材をさせていただいたのですが、店内はすでにお客さんでにぎわっていました。

その理由は、ずらりと並ぶ鮮魚。

その日の朝にとれた魚を、漁師さんが直接運んでくれるので、新鮮な魚を手に入れることができます。

 

売り場には漁師さんの顔写真も飾られており、安心感がある

 

魚の売上は道の駅全体の約1/3にも及ぶ

 

こうした新鮮な魚は、道の駅の隣にあるレストランでも楽しむことができます。

 

海鮮丼(土曜日限定・1,480円)

 

この道の駅では野菜も販売しており、地元の人だけではなく、島根県や兵庫県など遠方からも人が訪れるんだとか。

今後は、来てくれた人をもてなせる場所を地域の人たちと一緒に作っていきたいそうです。

 

【道の駅西条 のん太の酒蔵】

広島県内にある道の駅で1番新しい「道の駅西条 のん太の酒蔵」。

“東広島の「ひと・まち・もの・とき」がクロスする市場”をテーマとしています。

 

昨年7月にオープンしたばかりの「道の駅西条 のん太の酒蔵」

 

酒のまち・西条らしい升のオブジェ

 

店内には産直の野菜はもちろん、今年の新米やジビエなど、さまざまな商品が並びます。

平日の昼にも関わらず、こちらの道の駅も大盛況。その人気の秘密がこのお酒コーナー。

 

圧巻の品ぞろえを誇るお酒コーナー

 

東広島市には10軒の酒蔵があり、その全ての酒蔵のお酒を取りそろえています。

常時100種類以上あるそうですが、大型連休になると、これだけあっても棚がすっからかんになるくらい人気があります。

 

また、屋内には無料で利用できる「こどもひろば」があるので、親子連れのお客さんも多いんだとか。

 

こどもひろば

 

この道の駅は、防災の拠点にもなっています。

災害用トイレの設置ができるようになっているほか、災害時などに必要となる水や非常食が備蓄されている防災倉庫も完備。

災害など、何かあったときに避難できることを考えて作られている道の駅なんです。

 

一時避難場所や復旧支援の中継拠点となるよう整備されている

 

30年前に誕生した道の駅。

当初は主に休息施設の役割を担っていましたが、そこから時代の流れとともに、進化をしています。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年10月3日放送)

ライター:神原知里

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