地球派宣言の恒例企画「海の生き物魚（うお）もしろ図鑑」。

さかなのおにいさんこと川田一輝（かわた・かずき）さんが魚の生態について解説するコーナーです。

 

さかなのおにいさん　川田一輝さんと岡本愛衣アナ

 

今回の舞台は、広島唯一の都市型水族館であるマリホ水族館。

 

マリホ水族館

 

今回紹介してもらうのは、あるアニメ映画で一躍人気者になった「カクレクマノミ」です。

 

マリホ水族館のカクレクマノミ

 

ここからは、川田さん自らが描いたイラストでカクレクマノミのおもしろ生態を解説してもらいます。

 

川田さん

 

とてもかわいい見た目から熱帯魚としても大人気のカクレクマノミは、よく捕まってしまいます。

あのアニメ映画でも捕まってしまいますよね。

 

イラスト：川田さん

 

そんなカクレクマノミの生態でおもしろいのが、性別。

産まれる時は、基本オスとして産まれますが、

繁殖するため、群れの中で一番大きい個体がメスに性転換するそう。

 

イラスト：川田さん

 

そうすると、お父さんが連れ去られて・・・なんてことが起こった場合、

連れ去られた先の群れの中で一番大きければ、再会したとき、お父さんがお母さんになっているかも・・・。

カクレクマノミは、そんなことが起こるかもしれないおもしろい生き物なんです。

 

イラスト：川田さん

 

そんなカクレクマノミ。

名前に「カクレ」がついている通り、特殊な隠れ家に住んでいます。

それが、イソギンチャクやサンゴ礁。

しかし、近年その共生関係にある問題が・・・。

 

マリホ水族館のイソギンチャク

 

その原因となっているのが、地球温暖化。

温暖化によって、イソギンチャクやサンゴ礁が減少。

その結果、カクレクマノミたちの住処もなくなってしまうのです。

 

問題を語る川田さん

 

そのような事態を防ぐためにも、日頃からエコな生活を心がけることが大切だと川田さんは言います。

 

川田さん

 

 

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー（2023年8月30日放送）