元広島東洋カープの中田廉さんの新たな挑戦。

7月30日に行われたフィジークの大会に出場した中田さんを密着取材。

新たな目標についても語ってくれました。

 

フィジークとは＝＝＝

体格を意味する「フィジカル」と同じ語源。コンセプトは「海が最も似合う男」。

全身の筋肉量が評価されるボディビルに対して、バランスの良い筋肉の付き方を競うのがフィジーク。

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【フィジークに挑戦する理由】

昨年12月にフィジーク挑戦を表明した中田さん。挑戦しようと思ったきっかけは？

「現役が終わってから、今までせっかく頑張ってこれたんだから、第2の人生で何か挑戦することをやめたらもったいないと思って。

現役時代トレーニングが好きだったので、それならいっそのこと延長線上でフィジークの大会に出てもいいんじゃないかと思い決断しました」

 

下半身のトレーニングに取り組む中田さん

 

「違うところで頑張っている姿を、自分の現役時代から応援してくださっている人たちに見ていただくことができるんじゃないか」

そうした思いが中田さんを突き動かしています。

 

【食事制限にも取り組む】

挑戦するって決めたら生半可な気持ちでやりたくない、という言葉通り、ストイックな食事制限もしていた中田さん。

 

4月の番組出演時と比較。約3か月で見て分かるほど体を絞ることができています

 

「GI値の低いものを少しずつ食べていって、寝る前の体の写真と体重を見合わせて、次の日GI値の高いものを食べるか低いものを食べるか1日ずつ見極めている」

と話します。

番組出演時も食事には気をつけているそうで…。

「プロテインを作ってきている。炭水化物の粉とプロテインを。おにぎりでもいいんですが、こっちの方が、吸収が速い。番組出演が終わった後にトレーニングに行くんですけど、目安でいうと2時間後くらいに体内に回るようにするタイミングで飲んでます」

 

他にも、水分調整やサプリメントなど、体に入れるものには気を使っている

 

【大会当日】

そして大会当日。

「元気よく明るく舞台の上で頑張ります」と笑顔を見せていた中田さん。

本番までの時間は最終調整をしながら過ごします。

 

本番前、最後のパンプアップをする中田さん

 

他の出場者が声をかけてくれる場面も。「気持ち的にも楽になる」と中田さんも笑顔に

 

「176ｃｍ超級、中に入ってください」というアナウンス。

いよいよ中田さんの出番です。

 

ポーズをきめる中田さん

 

まずは予選審査が行われ、勝ち抜いた6名が決勝進出となります。

「クォーターターン」という右まわりに90度ずつ回転するポーズを計4ポーズとり、体の厚みやワイド感を見せます。

 

表情も審査基準なんだとか

 

【新たな目標に向かって】

結果は惜しくも予選敗退。

「結果は悔しいですし、順位があってのことなので。でもほんとに楽しかった。やる前は挑戦しようか迷っていたが、やっぱり負けてられないっていう気持ちにはなった。途中ポージングで真剣になるけど、声援をいただいたら笑わないと！という気持ちになったので、自分の明るい持ち味を舞台で出せたなと」

と、明るく振り返ります。

 

さらに、今後の新たな目標についても語ってくれました。

「実は違う挑戦をしていて。もちろんトレーニングは続けていくんですけど、気象予報士になる勉強をずっとしていまして。いつとれるか分からないんですけど、5月くらいから勉強をしています。僕のこれからの人生はいろんなことに挑戦していきたいという気持ちがあって。気象予報士の夢は長期的になるかもしれないですけど、しっかり目指して。明るく僕らしい笑顔のある天気を伝えたい」

 

中田さんの新たな挑戦は始まったばかりです。

 

「とりあえず甘いもの食べたい（笑）」とお茶目に話す中田さん

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』（2023年8月3日放送）

ライター：神原知里