ふるさと納税で旅行に行こう!お得に旅するヒントをご紹介

家計相談歴30年、「心が軽くなるお金の魔法」がモットーのファイナンシャルプランナー、波多間 純子さんがお得に旅行するヒントをご紹介します。

 

【ふるさと納税で旅行に行こう】

波多間さん曰く、「ふるさと納税の制度を使い、お得に旅行ができる」とのこと。

そこで、大手旅行会社「JTB」の釜野 公夫部長に話を聞いてきました。

 

全国143の自治体から選べる「JTBふるさと納税旅行クーポン」

 

「『JTBふるさと納税旅行クーポン』を使えば、返礼品の代わりとして、旅行代金に割り当てることができます。例えば、旅行代金が3万2千円だとすると、3万円のクーポンを使っていただければ、2千円で行ける。もしくは、ふるさと納税は納税額から2千円控除されたものが還付されるので、その2千円が自己負担だと考えてもらっても構わない」

 

自己負担2千円~というお得なプランも

 

おすすめプランは北海道や、某テーマパークがある舞浜・新浦安なんだとか。

詳細は「ふるぽ」で検索してみて。

 

ふるさと納税×旅行の仕組み(年収700万円・ふるさと納税10万円寄付の場合)

 

【旅先納税】

他にも、ふるさと納税を利用した仕組みで「旅先納税」という制度もあります。

 

旅先納税の仕組み

 

その場で寄付をしてギフトを受け取ることができ、そのギフトを、そのまま旅先で支払いに使うことができるというもの。

現在、全国28の自治体で利用することができ、今年中に60の自治体に増える予定なんだそう。

詳細は「旅先納税」で検索。

 

【旅行積立】

「旅行積立」は、将来の旅行資金を旅行会社で積み立てる制度。

満期まで持てば、旅行券として返ってきます。

注目は、利率。

例えば、阪急交通社の場合、まとめて一時払いをすれば最大2.5%上乗せされます。

 

旅行積立の例

 

【青春18きっぷ】

お得な切符の代名詞「青春18きっぷ」。

先月発売された『大人のための青春18きっぷ 観光列車の旅』の著者である鎌倉 淳さんに、青春18きっぷを使ったおすすめの旅プランを聞きました。

 

「青春18きっぷ」の概要

 

日本国内の鉄道は全線完全乗車したという鎌倉さん。ウェブサイト「青春18きっぷ研究所」も運営している

 

「青春18きっぷがあれば、1日、本当に自由に日本各地にJR線で旅行することができる。あと、景色がやっぱり楽しいですよね。新幹線と違って、ゆっくり進みますので、今まで見たことのないような景色に気づいたり」

と、青春18きっぷならではの魅力を語る鎌倉さん。

 

旅のプランニングのコツについては、

「時刻表だけを見てるとうまく乗り継げるので、ついつい乗り継いでいってしまうんですけど、そうやって何時間も電車に乗り続けていると疲れてくるんですね。どこかでのんびりする、どこかで休憩する、それがすごく重要です」

と話します。

 

青春18きっぷ×観光列車の組み合わせプランが鎌倉さんのおすすめ。

指定席券(通常で530円)を買えば青春18きっぷで乗車できる観光列車がたくさんあるんだとか。

「おすすめは、『奥出雲おろち号』。今年度が最後の運行ということになっています。ですから、夏としてはラストチャンス」

現在、『奥出雲おろち号』のチケットを取るのはとても大変とのこと。

チケットを狙っている方は、ぜひ発売日にみどりの窓口に行くことをおすすめします。

 

鎌倉さんもう1つのおすすめが『DLやまぐち号』。

「山口線といえば『SLやまぐち号』とお考えの方が多いと思うんですが、実は今、『SLやまぐち号』は蒸気機関車を修理中。ですので、その代わりにディーゼル機関車、DLというものを付けて運行しています。“何だ蒸気機関車じゃないのか”と思うかもしれないんですが、見方を変えれば、期間限定で、今だからこそ乗れる列車なんですね」

 

さらに、「日帰りじゃつまらない」と考えている人におすすめなのが、「〇〇のはなし」という下関と萩の間を走っている観光列車との組み合わせ。

行きはDLやまぐちで津和野に行き、さらに萩で観光し、「〇〇のはなし」に乗って、下関経由で帰ってくるというロマンあふれる旅行プランが鎌倉さんのイチオシです。

 

ロマンあふれる旅行プランも青春18きっぷでかなう

 

この夏、お得に旅をしてみてはいかがでしょうか。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年7月11日放送)

ライター:神原知里

 

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